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きょう20日、梅雨明けした沖縄地方は、この先も夏空が広がり、厳しい暑さが続くでしょう。熱中症情報は一番上の「危険」ランクの日が多くなっています。万全な対策をなさってください。

夏空が広がり 厳しい暑さが続く

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きょう20日、沖縄気象台は「沖縄地方が梅雨明けしたとみられる」と発表しました。

沖縄はこの先1週間は、太平洋高気圧に覆われて、夏空が広がり、強い日差しが照り付けるでしょう。最高気温は連日30℃以上と、厳しい暑さが続きそうです。湿度も高く、蒸し暑いでしょう。熱中症情報のランクは一番上の「危険」ランクの日が多くなっています。熱中症に警戒が必要です。

また、夜も気温の下がり方は鈍く、熱帯夜(夜間の気温が25℃以上)となりそうです。寝苦しい夜が続きますので、夜間の熱中症にもご注意下さい。

熱中症予防のポイント

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熱中症を予防するには、以下のポイントを心がけてください。

① 日頃から、体調管理を心がけましょう。朝など時間を決めて、毎日体温を測定したり、健康状態をチェックしたりすることにより、体調の変化に気づくことができます。
② できるだけ暑さを避けて、喉が渇く前から水分補給を心がけましょう。なるべく涼しい服装を心がけ、日傘や帽子も活用するのが効果的です。入浴の前後や、起床後も、まずは水分を補給しましょう。汗を大量にかいた場合は、水分だけでなく、塩分補給も忘れないでください。
③ エアコン使用中も、こまめな換気を行いましょう。換気のためには、窓とドアなど2か所を開放したり、扇風機や換気扇を併用したりするのが、おススメです。換気をしたら、エアコンの温度は、こまめに再設定してください。

もし、少しでも体調が悪いと感じたら、無理をしないで、自宅で静養することが必要です。高齢者や子ども、障がいのある方は、特に熱中症になりやすいので、周りの方が気を配るなど、十分ご注意ください。

熱中症の応急処置

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熱中症は、できるだけ予防したいものですが、万が一、症状が疑われる場合は、次のような応急処置が必要です。

まずは、涼しい場所へ移動しましょう。冷房の効いた部屋や、屋外では風通しのよい日陰で、できるだけ早く、体を冷やしてください。
衣服を緩めて、体から熱を逃がしましょう。体温を下げるためには、冷やした水のペットボトル、氷枕などを使って、両側の首筋や、わきの下、足の付け根を冷やすと効果的に体温を下げることができます。
水分と塩分を補給しましょう。冷たい水を、自分で持って飲んでもらうと、体にこもった熱を奪うだけでなく、水分補給もできます。また、経口補水液やスポーツドリンクを飲めば、汗で失われた塩分も適切に補えます。
ただ、吐き気を訴えたり、意識がなかったりするなど、自分で水分を摂ることができない場合は、口から水分を補給するのは禁物です。すぐに病院へ運んでください。