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きょう6月5日(日)、新潟県で環水平アーク(虹のような七色の光の帯)や、ハロ(太陽の周りに現れる、虹のような光の輪)が出現。ハロは天気下り坂のサイン、夜は新潟県でも雨の降りだす所があるでしょう。

新潟県 環水平アークとハロ出現

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きょう5日、新潟県で「環水平アーク」や「ハロ」が見られました。

【環水平アークとは】
環水平アークは、太陽の光が、上空の高い雲の粒(氷の結晶)によって折り曲げられることで発生します(太陽光の波長の違いなどにより、太陽に近い方が暖色系の色で、太陽から遠ざかるにつれて、徐々に、寒色系の色へと変化して見えます。)

環水平アークが発生しやすい条件は、日差しがある一方で、空の高い所に雲がかかる日です。特に、太陽高度が高い春~夏の時期、昼前後の時間帯は、環水平アークが見えやすくなります。

【ハロとは】
太陽の周りに現れる、虹のような光の輪のことをハロや日暈(ひがさ)といいます。ハロは、上層の薄い雲が現れたときに、太陽の回りに光の輪として現れます。この光の輪は、太陽の光が雲の中に含まれる氷の粒に当たり、屈折することにより発生します。

ハロが現れるときは、天気が下り坂のサインともいわれています。低気圧や前線が接近してくると、空の高い所から空気が湿ってきて薄い雲ができ、そこでハロ(日暈)が発生しやすくなるからです。

きょう5日は西から天気下り坂。夜は新潟県でも雨の降りだす所がありそうです。

実はこの現象、太陽だけでなく月の周りでも発生します。夜に月が見えている時も、見つけてみてはいかがでしょうか。

なお、太陽を直接、見てしまうと、目を傷めるおそれがありますので、注意が必要です。手や周りの建物などで、太陽を隠しながら、観察しましょう。