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向こう1か月は、南から暖かい空気が流れ込みやすく、気温が高めに経過するでしょう。だんだんと暑さも紫外線も本格化していく時期になるため、注意が必要です。最新の1か月予報をもとに予想される天候の特徴をまとめました。

1週目(5月21日~27日) 雨の少ない状態は続きそう

今日(19日)、札幌管区気象台から向こう1か月の見通しが発表されました。明日(20日)から週末にかけては晴れ間の出る所が多くなりますが、大気の状態が不安定で、山沿いなどではにわか雨の所がありそうです。その後は晴れ間の出る日が多くなるでしょう。

5月の北海道は太平洋側を中心に雨の量が少なくなっており、昨日までの20日間平均の雨量は平年と比べて5割前後の所が多く、太平洋側西部などでは2~3割にとどまっている所もあるという状況です。今後も週明けにかけて、晴れ間の出る日が多く、恵みの雨となる日はしばらくなさそうです。水やりを多めに行うなど、農作物の管理に注意してください。

なお、26日頃は本州方面から低気圧が北上してくる予想となっており、低気圧が北海道付近へ近づくとなると、道内でも久しぶりにまとまった雨となる所が出てくるかもしれません。詳しくは最新の気象情報を確認するようにしてください。

2週目(5月28日~6月3日) 気温は平年並みか高め 積極的に汗をかこう

低気圧と高気圧が交互に通り、道内の天気は数日の周期で変わる見込みです。気温は平年並みか高めに経過するでしょう。この頃の北海道といえば、内陸などで夏日を観測するのは当たり前の時期で、半袖の活躍する日も増えてきそうです。
本格的な暑さを迎える前に、体を徐々に暑さに慣らしていきましょう。屋外ではウォーキングやジョギングなど運動をして積極的に汗を流したり、屋内でも筋トレやストレッチを行ったり、入浴などをすることが効果的といわれています。

3~4週目(6月4日~17日) 紫外線の強まる時期へ 万全な対策を!

引き続き、天気は数日の周期で変わる見込みです。気温は平年並みかやや高い日が多くなるでしょう。暑さへの対策ももちろんですが、この頃からは紫外線にも注意が必要となります。

紫外線は、これから夏にかけて最も多くなり、1年の中では特に6月から8月にかけての期間で多く、この期間の紫外線量は冬に比べると5倍近くにもなるそうです。晴れて日差しがたっぷり降り注ぐ日はもちろんですが、曇りの日でも注意が必要です。快晴の日の紫外線量を100%とすると、晴れの日は約95%、曇りの日でも約60%、雨の日は約30%の量になるといわれています。

日傘や帽子、サングラスを活用する、日焼け止めクリームを使うなど、日頃から万全な紫外線対策を心がけましょう。特に1日の中で紫外線が多い時間帯は、10時~14時頃となるため、その時間帯には長時間外にいないようにしたり、外で遊ぶ際は日陰で休む時間を作ったりなどの対策も良さそうです。