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14日朝にかけては、静岡県や関東を中心に、大雨になりました。24時間降水量は、静岡県天城山で260.0ミリと、平年5月ひと月分の約6割の雨が、たった一日で降りました。神奈川県箱根町でも、24時間降水量が200ミリ近くに達しました。土砂災害の危険度が増していますので、雨が弱まっても、斜面には近づかないでください。

24時間降水量 200ミリ近い所が続出

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東日本の太平洋側から南西諸島にのびる前線上を、低気圧が東へ進んだ影響で、13日午後~14日朝は、静岡県や神奈川県を中心に、雨量が多くなりました。

24時間降水量は、静岡県天城山で260.0ミリ(14日8時0分まで)と、平年5月ひと月分(440.0ミリ)の約6割の雨が、たった一日で降りました。神奈川県箱根町では190.5ミリ(14日8時10分まで)、静岡県伊豆市市山では182.5ミリ(14日7時50分まで)と、24時間降水量が200ミリ近い所が続出しました。

このため、14日10時40分現在、静岡県伊豆地方や神奈川県三浦半島に「大雨警報」の発表されている所があります。引き続き、土砂災害に警戒が必要です。

雨雲レーダーを見ますと、発達した雨雲は、本州から遠ざかりましたが、大雨となった所では、雨が弱まっても、斜面に近づかないでください。

土砂災害の前触れは

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大雨によって土砂災害が発生する時には、前触れとなる現象があります。いざという時のために、ぜひ覚えておいてください。

1つめは、がけや地面にひび割れができることです。
2つめは、木が裂ける音や石がぶつかり合う音が聞こえたり、土のにおいがしたりすることです。
3つめは、井戸や川の水、湧き水が濁ることです。湧き水が止まる場合も、前触れの一つです。
4つめは、がけや斜面から水が湧き出たりすることです。

そのほか、小石がバラバラと落ちてくる、地鳴りや山鳴りがする、雨が降り続いているのに川の水位が下がる、樹木が傾く、などがあります。このような時は、土砂災害の危険が高まっています。すぐに周りの人に声をかけて、安全な所へ避難してください。