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低気圧や湿った空気の影響で、14日(土)朝にかけて福島県を中心にまとまった雨となる恐れがあります。土砂災害などに注意が必要です。また、気になる東北地方の梅雨入りはいつになるのでしょうか?

雨のピークは今夜から14日(土)朝にかけて

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14日(土)にかけて梅雨前線上の低気圧が北海道の東の海上と関東付近に進む予想です。また、日本海でも別の低気圧が発生し、14日(土)朝には発達しながら北海道付近に進むでしょう。南から暖かく湿った空気が流れ込むため、前線付近や低気圧周辺で雨雲が発達しやすくなりそうです。

東北地方では、特に福島県を中心にまとまった雨となる恐れがあります。今夜以降、やや活発な雨雲がかかり始めて、14日(土)朝にかけては強弱を繰り返しながら雨が降る予想です。今年3月の地震で地盤の緩んでいる所もありますので、土砂災害などに注意して下さい。
また、太平洋側の海上では風が強まり、波が高くなる予想です。強風や高波にも注意が必要です。

東北地方の梅雨入り 平年より早い?

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昨日12日(木)、日本気象協会では2022年の梅雨入り予想を発表しました。
6月は太平洋高気圧の北への張り出しが強まる予想で、梅雨前線の北上が平年よりも早まる可能性があります。このため、東北地方の梅雨入りは、平年と比べて早くなる可能性があり、南部は6月9日頃、北部は6月12日頃の予想です。
ちなみに東北地方の昨年(2021年)の梅雨入りは南部、北部ともに6月19日頃で平年より遅くなりました。
統計が始まった1951年以降の東北地方の梅雨入りを見ると、5月中に梅雨入りした年はありません。過去、最も早い梅雨入りは南部で1959年6月1日、北部は1997年6月2日となっています。
梅雨の時期を前に、早めに大雨への備えを確認しておくと良さそうです。

※梅雨入りを決める基準について
統計が始まった1951年以降、毎年、気象庁から発表されますが、梅雨入りを決める明確な基準はありません。
それまでの天候の経過と、1週間先までの予報をもとに、「梅雨入り」の発表を行っています。

※東北地方の梅雨入りの平年値
南部は6月12日頃、北部は6月15日頃