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日本気象協会の「梅雨入り予想」では、九州~関東甲信は、5月末から続々と梅雨入りし、関東甲信は6月4日頃の予想です。さらに、気象庁が発表した1か月予報によりますと、梅雨の時期の降水量は、沖縄・奄美で平年より多くなりそうです。梅雨時の大雨への備えは、早めに行ってください。

「梅雨入り」を決める基準は?

今週は、5月11日に気象庁から「奄美地方が梅雨入りしたとみられる」と発表があり、沖縄に続いて、雨の季節を迎えました。また、12日は、前線が本州付近に北上し、14日頃にかけて、西~東日本の太平洋側では「まるで梅雨のような大雨」が予想されることから、まだ梅雨入りしていない地方では、いつ梅雨入りするのか、気になる方も大勢いらっしゃると思います。

そもそも、梅雨は、大雨による災害の発生しやすい時期です。そこで、気象庁では、それまでの天候の経過と、1週間先までの予報をもとに、「梅雨入り」の発表を行っています。

実は、梅雨入りには、「雨がどのくらい降ったら」という基準はありません。この先1週間の予報で、曇りや雨の日が多くなり始める頃に、「梅雨入り」が発表されるのです。

日本気象協会「梅雨入り予想」 今年はいつ?

日本気象協会が発表した、最新の「梅雨入り予想」によりますと、九州~東北では、今年の梅雨入りは、平年より早いでしょう。

九州南部では5月27日頃に梅雨入りし、6月に入ると、梅雨入りするエリアが広がりそうです。九州北部は6月1日頃、四国は6月2日頃、中国・近畿・東海は6月3日頃、関東甲信は6月4日頃と予想されています。さらに、北陸は6月8日頃、東北南部は6月9日頃、東北北部は6月12日頃と、いつもの年よりも早く、雨の季節を迎えそうです。

この先1か月 どこで大雨?

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今年は、平年より早く梅雨入りする地方が多くなりそうですが、すでに、梅雨入りしている沖縄・奄美では、大雨のおそれがあります。

気象庁が5月12日に発表した1か月予報によりますと、沖縄・奄美では、降水量は「平年より多い」、日照時間は「平年並みか少ない」でしょう。平年ですと、梅雨明けは、沖縄では6月21日頃、奄美では6月29日頃ですが、この先、梅雨らしい天気の日が多く、雨量が多くなるおそれがあります。梅雨の晴れ間に、雨どいや側溝を掃除しておくなど、大雨への備えは、早めに行ってください。