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ゴールデンウィーク中は、「水星」の観測チャンスです。特に今夜(7日夜)までが見えやすい条件となります。普段は観測しづらい惑星なので、このチャンスを逃さないようにしましょう。観測のポイントや今夜の天気についてまとめました。

ポイントは「日の入り直後」「西の低い空」 次のチャンスは?

国立天文台HPによると、水星は太陽に最も近い惑星なので、その外側をまわる地球からは、いつ見ても水星は太陽からあまり離れず、とても見づらい天体です。

今夜(7日夜)に水星が見られるのは、日の入り直後の西の空になります。観測のチャンスなのですが、それでもかなり低い空に見えるので、西の空が開けた場所がおすすめです。

水星が最も高い位置で見られたのは4月29日でしたが、きょう5月7日までは日の入りの30分後の高度が10度を超えるため、今夜までが観測チャンスといえます。

きょう(7日)の日の入り時刻は、札幌市18:42、東京都心18:32、大阪市18:47、福岡市19:06、那覇市19:04となっています。なお、望遠鏡や双眼鏡で太陽を見ると大変危険なので、使用は日が沈んでからにしましょう。

次に水星が見やすくなるのは、東京では10月6日~13日の1週間で、日の出前の東の空になります。この1週間は、日の出の30分前の高度が10度を超えます。

今夜の天気は?

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今夜(7日)の日の入り直後の天気ですが、東海~九州、沖縄にかけては晴れる所が多く、観測チャンスありです。一方、北陸や関東甲信、東北、北海道は曇りや雨で、あいにくの天気となりそうです。

観測のチャンスがある東海~九州でも、標高の高い所などは日没とともにグッと冷えてきます。観測場所の天気だけでなく、気温もしっかりチェックしましょう。