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北海道の網走地方の女満別空港では、午前11時45分に最高気温が30.0度まで上がり、真夏日となりました。道内で最高気温30度以上の真夏日が観測されるのは、今年初めてのこととなります。

原因は上空の暖気とフェーン現象か??

今日(6日)の北海道は、朝にかけて太平洋側の沿岸などで霧のかかった所がありましたが、その他では広く晴れて日差しが強まっています。上空約1,500メートル付近には7月上旬から中旬並みの暖かい空気が流れ込んでいると考えられ、日本海側やオホーツク海側などで気温が上がっています。特に、山越えの風によるフェーン現象が加わるオホーツク海側では顕著に気温が上昇し、12時までの最高気温は網走地方の女満別空港で30.0度まで上がり、今年に入ってから道内で初となる真夏日となりました。

例年、道内で初めて真夏日が観測されるのは5月下旬から6月上旬頃が多いですが、最近ではそれよりも早い時期に観測されるケースが散見されます。なお、北海道の最も早い真夏日の記録は、1998年に網走地方の小清水町で32.8度を観測した4月21日となっています。

暑さは今日まで。この先の気温は?

明日(7日)も上空には平年より暖かい空気が残りますが、日本海から前線が近づく影響で日差しは今日より少なくなり、午後には日本海側から雨が降り出す見込みです。また、日曜日は上空にやや冷たい空気が入り、道北の旭川では予想最高気温が12度と、2週間ほど前の気温にとどまりそうです。なお、火曜日以降は全道的に平年より高めの気温が予想されています。

この時期の北海道は低気圧と高気圧が短い周期で通過することが多く、気温の変化が大きくなることが多いのも特徴です。体調管理に十分気をつけて下さい。