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沖縄は、梅雨入り早々大雨の恐れがあります。土砂災害などに警戒、注意してください。9日は、本州付近は冷たい雨でしょう。来週後半は、広く荒れた天気になる可能性もあります。

【6日~10日】6日は沖縄は大雨の恐れ 本州では9日は冷たい雨に

気象台は4日、「沖縄地方は梅雨入りしたと見られます」と発表しました。

6日は、南西諸島付近に停滞する梅雨前線の活動が、やや活発になる見込みです。沖縄は雨や雷雨で、局地的に非常に激しい雨が降り、大雨になる恐れがあります。土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意、警戒してください。
梅雨前線は、10日にかけて、南西諸島付近に停滞する見込みです。沖縄は、曇りや雨の日が多いでしょう。この期間で、前線の活動が弱まるのは、今のところの資料では、7日と10日です。晴れ間が出ることがあるでしょう。

本州付近は、6日から10日かけて、天気は短い周期で変わります。6日は、本州付近は、日本のはるか東に中心を持つ高気圧に覆われるでしょう。九州から北海道は、日の差す所が多い見込みです。ただ、九州では太平洋側を中心に、気圧の谷の影響で、雨が降る所があるでしょう。大陸から暖かい空気が、北海道付近に流れ込む見込みです。最高気温は、北海道でも25℃くらいになる所があるでしょう。身体が、まだ暑さに慣れていない時期です。こまめに水分補給をするなど、熱中症に注意してください。
7日から8日にかけて、寒冷前線が北日本付近を通過するでしょう。北海道から北陸を中心に雨が降る見込みです。この雨は、長く降り続くことはないでしょう。前線の通過した後は、日本付近はこの時期本来の空気に入れ替わり、季節先取りの気温はおさまる見込みです。
9日は、本州付近は気圧の谷や湿った空気の影響で、中国地方、四国、近畿から東北南部を中心に雨が降るでしょう。最高気温は、関東でも20℃に届かないなど、冷たい雨になりそうです。気温の大きな変化で体調を崩さないようお気をつけください。
10日は、本州付近は移動性の高気圧に覆われて、晴れる所が多いでしょう。ただ、九州では太平洋側を中心に湿った空気の影響で、雨雲がかかりそうです。

【11日~12日】局地的に雨量が多くなることも

11日から、状況が大きく変わります。朝鮮半島付近を低気圧が東進し、低気圧に向かって南から暖かく湿った空気が流れ込む見込みです。この暖かく湿った空気は、梅雨から夏にかけて、大雨をもたらすくらいの水蒸気を含んでいます。南西諸島は大気の状態が非常に不安定になるでしょう。沖縄では、前線による雨ではありませんが、局地的に雨雲が発達し、短い時間で、雨量が多くなる可能性があります。本州付近では、日本の東へ中心を移す高気圧に覆われて、日の差す所が多いでしょう。ただ、九州では太平洋側を中心に雨雲がかかりやすい状態が続く見込みです。
12日には、暖かく湿った空気は、南西諸島だけでなく、九州や中国地方、四国付近にも流れ込むでしょう。日本付近に西から気圧の谷が近づき、日本のはるか東に中心を持つ高気圧との間で、九州から近畿付近は、等圧線の間隔が狭くなります。沖縄や九州、中国地方、四国を中心に、局地的に雨雲が発生し、雨雲は雷雲まで発達することがあるでしょう。沖縄、九州から近畿付近では、南風が強まる見込みです。

【13日~18日】13日~14日ごろ広く荒れた天気になる可能性あり

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13日から14日にかけて、本州付近を寒冷前線が通過する見込みです。今のところの資料では、前線の通過は、1日程度、早まる可能性もあります。前線の通過で、広く雨が降り、風も強まるでしょう。前線の通過する前から、南から暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が非常に不安定になります。短い時間で雨量が多くなり、局地的に大雨になることも考えらえます。雨脚や風が強まるだけでなく、竜巻などの突風が発生したり、雹(ひょう)が降るようなこともあるでしょう。

前線の通過した後、18日にかけて、梅雨前線は、南西諸島付近に停滞しやすい見込みです。沖縄は雨が降る日が続くでしょう。本州付近は、気圧の谷や湿った空気の影響を受けやすい見込みです。九州から北海道も、曇りや雨の日があるでしょう。

13日から18日、この期間、最高気温は、全国的に平年並みの日が多い見込みです。