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きょう27日、東京都心は午前10時半ごろ、気温が27℃台まで上がり、今年一番の暑さになりました。湿度も高く蒸し暑くなっていますので、熱中症にご注意ください。

東京都心は今年一番の暑さ 湿度も高め

きのうから今朝にかけては広く雨が降りましたが、その雨を降らせた低気圧が暖かな空気を運び、日中は各地で気温が上がっています。

東京都心は昨夜から気温があまり下がらず、最低気温は21.5℃と今年一番気温が高い朝となりました。その後、午前10時半ごろには27℃に達し、日中の気温も今年一番高くなっています。

また、湿度も70%前後とこの時期にしては蒸し暑く、午後にかけてもあまり下がらない見込みです。急に蒸し暑くなっていますので、熱中症にご注意ください。

本格的に暑くなる前の今のうちに「暑熱順化」

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暑熱順化とは、体が暑さに慣れることです。暑い日が続くと、体は次第に暑さに慣れて(暑熱順化)、暑さに強くなります。

人は運動や仕事などで体を動かすと、体内で熱が作られて体温が上昇します。体温が上がった時は、汗をかくこと(発汗)による気化熱や、心拍数の上昇や皮膚血管拡張によって体の表面から空気中に熱を逃がす熱放散で、体温を調節しています。この体温の調節がうまくできなくなると、体の中に熱がたまって体温が上昇し、熱中症が引き起こされます。
暑熱順化がすすむと、発汗量や皮膚血流量が増加し、発汗による気化熱や体の表面から熱を逃がす熱放散がしやすくなります。

日常生活の中で、運動や入浴をすることで、汗をかき、体を暑さに慣れさせましょう。
暑熱順化には個人差もありますが、数日から2週間程度かかります。暑くなる前から余裕をもって暑熱順化のための動きや活動を始め、暑さに備えましょう。

※日本気象協会推進 熱中症ゼロへ「暑熱順化ポイントマニュアル」より一部抜粋