メイン画像
メイン画像

今日の北陸地方は、朝から晴れて気温が上がり、富山湾魚津沖では、午前中から断続的に蜃気楼が出現しました。写真は15時前のもので、下記のリンクより蜃気楼の過去の出現記録を閲覧したり、ライブカメラのリアルな映像をご覧頂くことができます。
▼魚津埋没林博物館HP(外部リンク)
https://www.city.uozu.toyama.jp/nekkolnd/shinkiro/kiroku.html#R04

富山湾で肉眼で観察できる今季最も明瞭な春型蜃気楼が出現

きょうの富山県は、朝から晴れて気温が上がりました。魚津市沿岸部の朝の最低気温は12度丁度、最高気温は23度前後まで上がり、朝と日中の気温差が10度以上と大きくなりました。また、風は昼前から次第に北よりの風に変わり、ピーク時でも4メートル前後となりました。

蜃気楼とは、大気中の温度差(=密度差)によって光が屈折を起こし、遠方の風景などが伸びてバーコード状になったり反転して虚像が現れる現象のことで、上位蜃気楼と下位蜃気楼の2種類があります。

この時期の蜃気楼は上位蜃気楼で、実際の景色より上側に虚像が出現します。富山では、通常「蜃気楼」といえば上位蜃気楼をさし、「春型の蜃気楼」とも呼ばれます。

出現しやすい条件は、
①晴れて気温が上がる ②朝と日中の気温差が大きい ③日中は北よりの微風となる ④移動性の高気圧が日本の東の海上に中心を移し、天気が次第に下り坂となるステージである等が挙げられ、今日はまさに出現しやすい条件が整いました。ただ、必ずしもこれらの条件にあてはまらなくても出現するケースはあるようです。

26日の午後から27日にかけては警報級の大雨に警戒

画像B
画像B

26日~27日にかけては、前線を伴った低気圧が発達しながら日本海から北日本を進む見込みです。低気圧や前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が不安定になるでしょう。前線の通過時には局地的に雷を伴って、一時間に30ミリ前後の激しい雨の降る可能性があります。低地の浸水、河川や用水路の急激な増水、落雷や突風には十分注意して下さい。

新潟地方気象台、本日16時過ぎ発表の、25日18時から26日18時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
新潟県 40ミリ
富山県 40ミリ
石川県 50ミリ
福井県 60ミリ
その後、26日18時から27日18時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
新潟県 100から150ミリ
富山県 100から150ミリ
石川県 100から150ミリ
福井県 100から150ミリ となっています。

最新の気象情報を確認するようにして下さい。

画像C
画像C