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あす(25日)は全国的に晴れて、気温がグングン上昇。全国のアメダス地点の約4割で、最高気温25℃以上の夏日予想。名古屋は30℃予想。熱中症に注意を。

夏日続出 名古屋などで30℃予想

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あす(25日)は高気圧に覆われて、日中は全国的に晴れる見込みです。気温はグングン上がり、全国のアメダス地点の約4割で、最高気温25℃以上の夏日になるでしょう。今年最も夏日地点が多くなったのは4月12日で、全国のアメダスの4割以上の421地点(南鳥島除く)。今年初めて400地点を超えました。あすは、それに匹敵するような夏日地点数になりそうです。

あすの最高気温は、沖縄と名古屋、岐阜で30℃の予想。もし30℃以上になれば、今年初めての真夏日です。本と甲府は29℃、京都や福井、富山、前橋は28℃、東京都心や福島は27℃まで上がるでしょう。

きょう(24日)との気温差が大きくなるのが、中国、四国から関東甲信。きょう午後3時までの最高気温は、名古屋で18.2℃と、その差は10℃以上です。まだ体が暑さに慣れていない時期ですので、熱中症にご注意ください。

体が暑さに慣れる 暑熱順化

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暑熱順化とは、体が暑さに慣れることです。暑い日が続くと、体は次第に暑さに慣れて(暑熱順化)、暑さに強くなります。

人は運動や仕事などで体を動かすと、体内で熱が作られて体温が上昇します。体温が上がった時は、汗をかくこと(発汗)による気化熱や、心拍数の上昇や皮膚血管拡張によって体の表面から空気中に熱を逃がす熱放散で、体温を調節しています。この体温の調節がうまくできなくなると、体の中に熱がたまって体温が上昇し、熱中症が引き起こされます。
暑熱順化がすすむと、発汗量や皮膚血流量が増加し、発汗による気化熱や体の表面から熱を逃がす熱放散がしやすくなります。

日常生活の中で、運動や入浴をすることで、汗をかき、体を暑さに慣れさせましょう。
暑熱順化には個人差もありますが、数日から2週間程度かかります。暑くなる前から余裕をもって暑熱順化のための動きや活動を始め、暑さに備えましょう。

※日本気象協会推進 熱中症ゼロへ「暑熱順化ポイントマニュアル」より一部抜粋