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最新の3か月予報によると、九州はことしの梅雨は、6月を中心に活発な梅雨前線の影響で多雨傾向となり、大雨に警戒が必要です。また、梅雨明け後は、猛暑になる見込みです。

6月は多雨 夏は厳しい暑さ

この夏(6月~8月)九州の天候は、6月を中心に多雨傾向で、猛暑になる見込みです。大雨や暑さに対して警戒が必要です。

これから夏にかけて、フィリピン付近の海面水温が高く、対流活動が活発な状態が続くため、相対的にその北側のチベット高気圧や太平洋高気圧の北への張り出しが強まる見込みです。

このため、ことしの梅雨は、九州は例年より早く大雨シーズンが到来する見込みです。6月に太平洋高気圧が早めに強まり、九州への梅雨前線の北上も早くなりそうです。梅雨前線の活動が活発となり、6月は平年より曇りや雨の日が多く、多雨傾向になるでしょう。梅雨の末期にかけて、ことしも大雨に対して警戒が必要です。
梅雨入りの平年は、九州南部は5月30日頃、九州北部地方は6月4日頃です。

また、九州付近は暖かい空気に覆われて高温傾向が続き、特に梅雨明け後は夏の高気圧が強まり、猛暑になるでしょう。背景には地球温暖化に伴う気温の上昇もあります。熱中症に対して警戒して下さい。

大雨や暑さへの備えを

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今のうちから、梅雨の時期の大雨や夏の暑さに備えておきましょう。

大雨に備えて、家の周囲の点検をしたり、どんな災害の危険があるのがハザードマップなどで改めて確認しておきましょう。
また、日頃から天気予報や防災情報を見る習慣をつけることも大切です。いざという時も冷静な判断ができるようになります。

そして、暑さに体を慣らしておきましょう。体が暑さに慣れていないと、熱中症になるリスクが高くなります。
日本気象協会推進「熱中症ゼロへ」プロジェクトが作成した「暑熱順化ポイントマニュアル」によれば、日常生活の中で、適度な運動をしたり、入浴は湯舟につかるなどして汗をかき、まだあまり暑くないうちから、体を暑さに慣れさせておきましょう。