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週末~来週も、広い範囲で花粉対策が欠かせないでしょう。花粉の飛ぶ量は仙台・東京・名古屋など「非常に多い」日もありそうです。東京23区では、予測最大値に対して、実際に飛散した花粉の割合が、3割程度です。まだ花粉対策を続けてください。

花粉の飛散 「非常に多い」所も

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花粉症の方は、いつ飛散が終わるのか、気になる方も大勢いらっしゃると思いますが、この週末~来週にかけても、花粉対策が必要です。

週間花粉情報を見ますと、仙台は、連日、一番上のレベルの「非常に多い」でしょう。

東京は、16日(土)は「やや多い」ですが、17日(日)は「非常に多い」とレベルアップしそうです。18日(月)と19日(火)は、花粉の飛ぶ量は少し落ち着きますが、20日(水)は、また「非常に多い」予想となっています。

新潟や金沢は、「やや多い」日がほとんどですが、新潟では17日(日)は「多い」予想です。満開の桜を見るなど、お出かけの際は、対策を忘れないでください。

名古屋は、16日(土)と17日(日)は「非常に多い」予想です。来週前半は、花粉の飛ぶ量は少しおさまりますが、一時的です。20日(水)以降は、また花粉の飛ぶ量がレベルアップしそうです。

大阪は、連日「やや多い」、広島は、19日(火)まで「やや多い」でしょう。

高松は、17日(日)まで「多い」予想ですが、18日(月)以降、花粉の飛ぶ量はワンランクダウンする見込みです。

福岡は、来週にかけて「少ない」日が続くでしょう。

ただ「少ない」予想の所でも、花粉に敏感な方は、症状が出てしまうおそれがありますので、注意が必要です。

東京都の花粉 どれくらい飛んだ?

これまで、すでに花粉がどれくらい飛んだのか、気になる方も大勢いらっしゃると思います。

東京都福祉保健局によりますと、予測最大値(スギ・ヒノキ合計)に対して、実際に飛散した花粉数の割合は、千代田区で33%、大田区で27%、杉並区と北区で29%、葛飾区で32%と、23区では30%前後となっています。

一方、多摩地域では、立川市では66%ですが、小平市は43%、青梅市は40%、町田市は32%、多摩市は30%、府中市は29%、八王子市は24%となっています。

(観測期間:区部4月4日まで 多摩地域4月13日まで)

多摩地域でも、予測最大値に対して30%以下の所がほとんどですので、まだ花粉対策を続けてください。

外出時の花粉対策

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花粉症の症状を緩和させるには、花粉を避けることが大切です。マスクやメガネをつけ、衣類も工夫しましょう。

① メガネ

メガネを使用しない場合に比べて眼に入る花粉量はおよそ40%減少し、防御カバーのついた花粉症用のメガネではおよそ65%も減少するという実験結果があります。

② マスク

新型コロナウィルスの感染予防として使用している方が多いかと思いますが、花粉を吸いこむ量もおよそ3分の1から6分の1に減らすことができます。マスクは顔にフィットするものを選ぶことが大切です。また、マスクの内側にガーゼを当てること(インナーマスク)でさらに鼻に入る花粉が減少することが分かっています。

③ 衣類の工夫

一般的にウール製の衣類などは木綿や化繊に比べて花粉が付着しやすく、花粉を屋内に持ち込みやすくなります。ウールの花粉のつきやすさは、綿に比べるとおよそ10倍にもなります。外出の際は、外側にウール素材の衣服を着ることは避けて、表面がツルツルした素材の上着を選ぶようにしましょう。