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この土日は、広い範囲で、花粉の飛ぶ量は、いったんおさまりますが、油断はできません。来週は、東京や仙台など「非常に多い」日の続く所もあるでしょう。万全な対策を、心がけてください。

土日は 花粉がおさまるが一時的

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3月も、あと1週間あまり。花粉症の方にとっては、つらい時期ですが、この土日は、全国的に雨が降るので、花粉の飛ぶ量はいったん落ち着きそうです。

週間花粉情報を見ますと、26日土曜は、福岡・高松・広島・大阪・名古屋では「少ない」となっています。花粉症の方は、少しホッとできそうです。金沢と東京は「やや多い」ですが、前日に比べると、花粉の飛ぶ量は抑えられそうです。

ただし、新潟は「多い」、仙台は「非常に多い」ですので、対策を忘れないでください。

27日日曜は、広い範囲で「やや多い」でしょう。仙台は「多い」予想ですが、前日よりワンランクダウンするので、花粉症の方は、少し楽に感じられそうです。

一方、福岡は、一足早く天気が回復するため、「非常に多い」でしょう。

来週は 連日「非常に多い」所も

そして、来週は、広い範囲で、一番上のランクの「非常に多い」日が続くでしょう。

福岡や東京、仙台は、金曜日にかけて「非常に多い」予想です。金沢や新潟でも、週の前半は、連日、花粉の飛ぶ量は「非常に多い」でしょう。

九州は、スギだけでなく、ヒノキ花粉も大量に飛散しそうです。中国、四国から関東でも、ヒノキ花粉が飛び始めていますので、対策を心がけてください。

外出時の花粉対策

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花粉症の症状を緩和させるには、花粉を避けることが大切です。マスクやメガネをつけ、衣類も工夫しましょう。

① メガネ

メガネを使用しない場合に比べて眼に入る花粉量はおよそ40%減少し、防御カバーのついた花粉症用のメガネではおよそ65%も減少するという実験結果があります。

② マスク

新型コロナウィルスの感染予防として使用している方が多いかと思いますが、花粉を吸いこむ量もおよそ3分の1から6分の1に減らすことができます。マスクは顔にフィットするものを選ぶことが大切です。また、マスクの内側にガーゼを当てること(インナーマスク)でさらに鼻に入る花粉が減少することが分かっています。

③ 衣類の工夫

一般的にウール製の衣類などは木綿や化繊に比べて花粉が付着しやすく、花粉を屋内に持ち込みやすくなります。ウールの花粉のつきやすさは、綿に比べるとおよそ10倍にもなります。外出の際は、外側にウール素材の衣服を着ることは避けて、表面がツルツルした素材の上着を選ぶようにしましょう。