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向こう1か月は、春らしい陽気を感じられる日が多くなりそうです。最近では、本州などで続々と桜の開花が発表されていますが、北海道でも平年より早めに桜が開花する見込みです。最新の1か月予報をもとに予想される天候の特徴をまとめました。

1週目(3月26日~4月1日) この土日は特に雪解けに注意

昨日(24日)、札幌管区気象台から向こう1か月の見通しが発表されました。

明日(26日)から27日にかけては道内広い範囲で雨が降るでしょう。最高気温は全般に平年より6度ほど高く、10度前後の所が多い見込みです。また、風も各地で強まるでしょう。気温が高い他に、雨が降ったり風が強まったりすると、雪解けは進みやすくなります。この週末(26日、27日)は雪解けの進む条件が揃うため、融雪による低い土地の浸水や土砂災害、河川の増水に加え、屋根からの落雪やなだれによる事故などにも注意が必要です。その後、28日からは割合晴れる日が多いですが、30日頃からは天気が崩れ、日本海側では雪の降る日もありそうです。

2週目(4月2日~8日) 札幌の根雪終日はまだ先か

2週目は、天気は数日の周期で変わりますが、高気圧に覆われやすく、平年に比べて晴れの日が多くなる見込みです。

4月2日は札幌の根雪終日の平年日ですが、今日(25日)11時時点での札幌の積雪は58センチと、平年より約1.5倍積雪が多い状態です。今年は札幌で根雪終日となるのは平年より遅くなるかもしれません。

3~4週目(4月9日~22日) 道内にもようやく桜が

3~4週目も、高気圧と低気圧が交互に通るため、全道的に数日の周期で天気が移り変わる見込みです。太平洋側やオホーツク海側は、晴れの日が多い時季ですが、今年も平年と同様に日差しの感じられる日が多くなりそうです。

昨年は、函館では4月20日に、札幌では4月22日に桜が開花しました。今年は、昨年ほどの早さではないものの、平年より早めに桜が開花する見込みとなっています。日本気象協会で発表している桜開花予想によると、道内で最も早く開花するのは松前町の松前公園で4月23日、次が札幌で4月26日、函館は4月27日と予想されています。この時季になると、道内にもようやく春の便りが届きそうです。