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来週は、全国的に平均気温が平年より高いですが、後半は「寒の戻り」があるでしょう。4月上旬は北日本を中心に暖かさが続き、4月中旬は東・西日本でも高温傾向の予想です。一方、沖縄・奄美は、週によって気温の変化が大きくなりますので、服装選びなどに、ご注意ください。

【3月26日~4月1日】桜が咲き進む暖かさ ただ寒の戻りも

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気象庁は24日、1か月予報を発表しました。それによりますと、北日本を中心に寒気の流れ込みが弱く、暖かい空気に覆われやすいため、「向こう1か月全体の平均気温」は、北・東・西日本で「平年より高い」、沖縄・奄美で「平年並みか高い」予想です。

ただ、週ごとに詳しく見ますと、気温の変化が大きくなる所がある、というのがポイントです。

3月26日~4月1日の平均気温は、全国的に「平年より高い」でしょう。この暖かさで、桜の開花が進みそうです。

日本気象協会が24日に発表したばかりの、最新の「2022年桜開花予想(第7回)」によりますと、今年の桜は、開花だけでなく、満開も平年より早い所が多いのが特徴です。27日日曜には、東京・高知・福岡などで満開を迎え、この週は、関東北部や北陸、長野県内からも開花の便りが届きそうです。

この週は、桜が咲き進む暖かさですが、ずっと暖かいわけではありません。週の後半は、寒気が流れ込むため、一時的に「寒の戻り」となるでしょう。ちょうど、年度末~新年度スタートの時期に、「寒の戻り」となる可能性があります。体を冷やさないよう、お気をつけください。

【4月2日~8日】北日本は高温傾向が続く 沖縄・奄美は季節が逆戻り

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さらに、全国的な高温傾向は、続きません。

4月2日~8日の平均気温は、北日本では引き続き「平年より高い」でしょう。入学式や新学期が始まるシーズンですが、いつもの年より暖かい空気に包まれる中、新しい生活をスタートできそうです。

また、北海道オホーツク海側では、4月3日頃から「かなりの高温」が予想され、「高温に関する早期天候情報」も発表されています。積雪の多い所では、急に雪どけが進みますので、雪崩などに注意が必要です。

東・西日本では、この週の平均気温は「平年並み」でしょう。

一方、沖縄・奄美では、この週の平均気温は「平年より低い」予想です。沖縄・奄美では、前週の平均気温が「平年より高い」予想だけに、急に季節が逆戻りするでしょう。一度気温の高い日が多くなった後で、ヒンヤリする日が増えますので、気温の変化で体調を崩さないよう、ご注意ください。

【4月9日~22日】高温傾向エリアが広がり 桜前線は東北へ

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そして、4月の中頃は、また高温傾向のエリアが増えるでしょう。

4月9日~22日は、北・東日本では、南風が吹いて暖かい空気が流れ込みやすくなるため、平均気温は「平年より高い」でしょう。西日本は「平年並みか高い」、沖縄・奄美は「ほぼ平年並み」の予想です。

この頃になると、桜前線は東北を北上する予想です。15日には秋田で、19日には青森で桜が開花するでしょう。ただ、高温傾向で、桜が咲き進む所でも、朝晩は、まだ冷える日もあるでしょう。一般的に、気温が5℃違うと、服装1枚分に相当すると言われています。夜桜見物は、暖かい服装を心掛けてください。【北日本】北海道・東北地方

【東日本】関東甲信・北陸・東海地方

【西日本】近畿・中国・四国・九州北部地方・九州南部

【沖縄・奄美】鹿児島県奄美地方・沖縄地方