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きょう16日~あす17日は、春の厄介者「黄砂」に注意。16日午後は西日本を中心に、あす17日は関東にも飛来する予想です。九州~関東では、「黄砂」+「花粉」のダブルパンチに。洗濯物など、よく払ってから取り込みましょう。

「黄砂」+「花粉」ダブルパンチ

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きょう16日は、「黄砂」に注意が必要です。午後は西日本を中心に飛来する予想です。さらに、あす17日は範囲が広がり、九州~関東の広範囲に飛来し、車などうっすら汚れるレベルの濃度が予想されています。喘息持ちの方など、影響が出るおそれがあるため注意が必要です。

九州~関東では、スギ花粉に加え、ヒノキ花粉も飛び始め大量飛散が予想されています。春の厄介者、「黄砂」+「花粉」のダブルパンチとなりますので、洗濯物などよく払ってから取り込みましょう。

黄砂とは?

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「黄砂」は、砂漠などの乾燥・半乾燥地域で、風によって上空数千メートルの高度にまで巻き上げられた土壌・鉱物粒子が偏西風に乗って飛来し、大気中に浮遊・降下する現象です。

黄砂は従来、自然現象であると理解されてきましたが、近年ではその頻度と被害が大きくなっており、急速に広がりつつある過放牧や農地転換による土地の劣化等との関連性も指摘されています。

日本では、主に3~5月の春先にかけて飛来することが多く、6月以降は少なくなる傾向にあります。

粒子の大きさ

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黄砂粒子の大きさは、約4μmほどのものが大部分を占めています。花粉の粒子が直径約30μm、PM2.5は直径約2.5μm以下です。

例えば、髪の毛が直径100μm程度なので、肉眼で粒子自体を観察するのはなかなか難しいと言えるでしょう。また、黄砂粒子の中には直径2.5μm以下のものも一部含まれており、黄砂の飛来に伴ってPM2.5の濃度も上昇することがあるようです。