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関東はスギ花粉の飛散のピークを迎えています。この先一週間、ほとんどの日で花粉の飛散の量が「非常に多い」でしょう。特に雨上がりや晴れて暖かい日は要注意です。

花粉飛散ピーク 花粉が飛びやすい条件は?

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3月中旬になり、関東地方はスギ花粉の飛散がピークを迎えています。

花粉の飛散がピークと言っても、毎日同じ量の花粉が飛んでいるわけではなく、日によって花粉の飛ぶ量が少なかったり、非常に多くなったり、飛ぶ量は日によって違います。

花粉の飛びやすい条件としては、主に「晴れて気温が高い日」「空気が乾燥して風が強い日」「雨上がりの翌日や気温の高い日が2~3日続いた後」などと言われています。雨が降ると、花粉は雨とともに地面に落ちますが、雨がやんで気温が高くなると、地面に落ちた花粉が再び空中に舞い上がります。そのため、空気中にある花粉とあわせると、一層、花粉の量は多くなると考えられます。

この先一週間 花粉の飛散が「非常に多い」日も

この先の「週間花粉飛散情報」を見てみると、15日(火)から17日(木)と、19日(土)は、花粉の飛散は「非常に多い」見込みです。

特に、15日(火)は、「花粉の飛びやすい条件」の日に当てはまりそうです。明け方から朝にかけて広く雨が降り、沿岸部では午前中いっぱい雨や雷雨となる所があるでしょう。午後は次第に天気が回復して晴れる見込みです。最高気温は14日(月)ほどではありませんが、平年を上回り、各地で20度くらいまで上がるでしょう。4月下旬から5月上旬並みの大型連休頃の暖かさになりそうです。雨上がりで、晴れて暖かくなるため、花粉の飛散量は「非常に多い」でしょう。

16日(水)と17日(木)は広く晴れて、最高気温も平年を上回るでしょう。20度くらいまで上がり、暖かさが続きそうです。そのため、「非常に多い」でしょう。18日(金)は雨が降るため、いったん花粉の飛散は落ち着きそうですが、19日(土)は風が強まるため、花粉の飛散量は再び「非常に多い」見込みです。

花粉対策の徹底を

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関東のスギ花粉のピークは3月いっぱい続きそうです。4月に入るとヒノキ花粉の飛散が始まり、4月中旬にかけて、ピークが続くでしょう。スギとヒノキ両方の花粉に敏感な方は、辛い時期がまだしばらく続きそうです。

外出の際は、なるべく花粉の付きにくいツルツルした素材の上着を着ると良いでしょう。家に帰ったら、玄関に入る前に衣類についた花粉を落とすこと、また、顔を洗ったり、うがいをしたりするのも効果的です。さらに、こまめに床の吹き掃除をしたり、換気の際は、窓の幅は10センチ程度にするなど、花粉対策を徹底して、この花粉のピークを乗り切りましょう。