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この土日は広い範囲で「きぼう 国際宇宙ステーション(ISS)」を見られるチャンスです。ポイントや天気について、まとめました。

「きぼう」が見られるチャンス いつ? ポイントは?

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この土日は、早起きすると、「きぼう」に出会えるかもしれません。

国際宇宙ステーション(ISS)は、地上から約400km上空に建設された実験施設で、「きぼう」はその中の日本実験棟の名前です。ISSはサッカー場くらいの大きさで、条件が揃えば地上から肉眼で見ることができます。

12日土曜の明け方、きぼうが見え始める時刻と最大仰角(最接近)時の方角を表した図を見ますと、広い範囲で5時7分頃から観測のチャンスがあります。また、13日日曜の明け方も、4時21分頃から観測のチャンスを迎える所が多くなります。なお、見え始めから見え終わりまでは、5分程度です。

「きぼう」がどのように見えるかと言いますと、明るい星のような光が、飛行機よりも速めのスピードで、流れて行くように見えます。望遠鏡などを使うと、視野が限定されてしまい、見逃す可能性がありますので、肉眼で探すと良いでしょう。スマートフォンなどで動画を撮影すると、光がスーッと動いていく様子をとらえることもできるので、おすすめです。

天気は?

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気になる天気ですが、12日土曜の明け方は、関東から西は、太平洋側を中心に晴れるでしょう。北陸や東北、北海道では、雪や雨の降る所もありますが、沿岸部を中心に、晴れそうです。

13日日曜の明け方は、12日土曜より雲が増えますが、関東を中心に、晴れる見込みです。

ただ、晴れる所では、放射冷却現象が強まるため、明け方は、一日の中で、最も冷え込む時間帯です。この土日、昼間は暖かい所でも、「きぼう」を見る際は、しっかりした防寒対策を心がけてください。