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4月上旬にかけては、平均気温は高めの傾向が続き、3月の終わりにかけて、西日本や東日本を中心に平均気温は高くなりそうです。一気に桜の季節となるでしょう。暖かくなると雪が多く残っている所では、雪どけが進み、なだれや屋根からの落雪に注意が必要です。花粉や寒暖差にも引き続きご注意ください。

3月12日~18日 全国的に気温高い 雪どけに注意

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気象庁は、10日、1か月予報を発表しました。それによりますと、この先1か月は、平均気温が高め傾向で、3月終わりにかけては、西日本や東日本を中心に平均気温が高くなるでしょう。

週ごとに詳しく見ていきます。

3月12日~18日かけては、温かい空気に包まれ、平均気温は全国的に高いでしょう。天気は14日~15日ごろは低気圧や前線が日本付近を通過するため、全国的に天気が崩れそうです。低気圧や前線の通過後は、高気圧に覆われますが、周期的に気圧の谷が近づくため、数日おきに天気は変化するでしょう。

気温が高くなると注意が必要なのは、雪が多く残っている地域での雪崩や屋根からの落雪です。また、雪どけが進むと、川などが増水する危険もありますのでご注意ください。

3月19日~25日 桜の開花 トップは本と宇和島で20日

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3月19日~25日にかけても、平均気温は沖縄・奄美、西日本や東日本で「高い」でしょう。北日本も「平年並みか高い」見込みです。21日は二十四節気の春分です。「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉がありますが、今年は少し早く春を感じられそうです。ただ、日中は暖かくても、朝晩はまだまだ空気はヒンヤリします。脱ぎ着しやすい服装を選ぶなどして、上手に調節なさってください。また、天気は周期的に変化するため、天気が崩れた後は一時的に寒気が流れ込むことがあるでしょう。日ごとの気温の変化にもご注意ください。

暖かい日が続くと、桜のつぼみもどんどん膨らみそうです。日本気象協会がきょう3月10日に発表した「2022年桜開花予想(第5回)」によりますと、全国トップは熊本と愛媛県宇和島で3月20日に開花の予想です。東京は23日に開花する見込みです。記録的に早かった昨年よりは1週間から10日ほど遅くはなりますが、多くの所で平年並みくらいの予想となっています。

3月26日~4月8日 ヒノキ花粉のピークへ

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3月26日~4月8日は、西日本や東日本では平均気温が「平年並みか高い」でしょう。北日本や沖縄・奄美は「平年並み」となりそうです。天気は、全国的に、この時期らしい特徴である数日の周期で変わる見込みです。沖縄・奄美では高気圧に覆われやすく、平年と比べると曇りや雨の日が少ないでしょう。

引き続き、寒暖差、雪が残る地域では雪崩に注意が必要です。花粉も注意が必要ですが、このころになるとスギ花粉のピークは西日本で越えて、ヒノキ花粉がピークを迎えるでしょう。ヒノキ花粉で症状が出る方は、万全の対策をしてお過ごしください。

【北日本】北海道・東北地方

【東日本】関東甲信・北陸・東海地方

【西日本】近畿・中国・四国・九州北部地方・九州南部

【沖縄・奄美】鹿児島県奄美地方・沖縄地方