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きょう(10日)、広島地方気象台は中国地方の1か月予報を発表しました。

それによると、これまでとは一転して、日本列島には南から暖かな空気が流れ込むため、3月の中旬から下旬にかけては、かなり気温の高くなる時期があるでしょう。強い寒の戻りもなさそうで、ソメイヨシノが見ごろを迎えるのは、平年より早まりそうです。

1週目(3月12日~3月18日) 春本番の陽気になる日が多い スギ花粉は飛散の最盛期

天気は周期的に変わり、山陽では晴れる日が多いでしょう。北日本は低気圧の通り道になる一方、移動性の高気圧は日本の南の海上を通る見込みです。低気圧に向かって、南から暖かな空気が流れ込むため、中国地方は晴れる日を中心に、この時季にしてはかなり暖かくなる日があるでしょう。

ソメイヨシノのつぼみは、日に日に変化が見られるようになる見込みです。

2週目(3月19日~3月25日) ソメイヨシノ開花の便りが届くか? ヒノキ科の花粉が徐々に飛び始める

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山陽は南から高気圧に覆われて、晴れて暖かくなる日が多いでしょう。山陰は日本海を通る低気圧や気圧の谷の影響で、平年に比べて晴れる日が少ない見込みです。

この期間も気温の高い日が多く、3月25日には広島市や山口県の下関市から、桜開花の便りが届く可能性があります。

スギ花粉の飛散は次第に少なくなりますが、ヒノキ科の花粉が少しずつ飛び出すようになるでしょう。ヒノキ科の花粉にアレルギーのある方は、この時期までには対策を始めましょう。

3~4週目(3月26日~4月8日) 各地でソメイヨシノが見ごろを迎える 4月にはヒノキ科の花粉が本格飛散に

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西日本は移動性高気圧の通り道となり、山陽を中心に平年に比べて晴れる日が多いでしょう。

3月の終わりごろから4月のはじめにかけては、ソメイヨシノが満開を迎える所が多くなる見込みです。

例年、桜の花が見ごろになるころには、山火事が起こりやすくなります。屋外では、火の取り扱いや火の後始末に十分ご注意ください。

このころからヒノキ科の花粉は本格的に飛び始め、桜が満開を過ぎるころにはピークを迎えるでしょう。