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きょう(9日)の最高気温は平年並みか高く、各地で春の暖かさを感じられました。あす(10日)も、日中は春でも、朝は冬の冷え込みが続きますので、体調管理にご注意ください。

きょう(9日) 日中は各地で春の陽気

きょう(9日)は、ほぼ全国的に穏やかに晴れて、日中は春のやわらかな日差しが降り注ぎました。最高気温は各地とも平年並みか高く、鹿児島市19.3℃、高知市17.5℃、仙台市11.7℃など3月下旬並みの所もありました。東京都心は13.6℃できのうより6℃くらい高く、この時期らしい陽気が戻りました。

あす(10日) 朝は各地で冬の冷え込み

ただ、今夜からあす(10日)朝にかけては、放射冷却の影響で再び冷え込むでしょう。

あす朝の予想最低気温を見ると、北日本は広い範囲で氷点下の冷え込みで、北海道では、北見市など内陸を中心に氷点下10℃を下回る所がある見込みです。東日本や西日本の平野部も5度を下回り霜が降りるような冷え込みが続き、山沿いでは氷点下になる所もありそうです。

通勤・通学の際は、もうしばらく冬のコートが活躍しそうです。

放射冷却とは

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この時期、夜から朝にかけて穏やかに晴れると「放射冷却」が強まるため、気温がグンと下がります。

「放射冷却」とは、どういった現象かといいますと、物が外へ熱を出して、冷えることです。

例えば、寒い夜に、布団をしっかりかけて寝れば、朝まで体が暖かかったはずなのに、布団をかけずに寝てしまい、体が冷えてしまった経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

この場合と同じで、夜から朝にかけて曇りの天気だと、雲が布団と同じ役目をするので、地面近くの熱は空へ逃げにくく、冷え込みが弱くなります。一方、風が弱く晴れていると、布団と同じ役目をする雲がないので、地面近くの熱は、どんどん空へ逃げてしまうため、冷え込みが強くなるのです。

放射冷却が強まるという予報の時は、夜から朝にかけて冷え込みが強まります。しっかり暖かくして、お過ごしください。