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5日(土)は関東から九州では花粉が「非常に多く」飛ぶ所が多いでしょう。万全な対策をなさってください。また、九州から北陸では黄砂が飛来する予想です。

関東から九州で花粉がピークに

5(土)は日本海を低気圧が発達しながら進むため、全国的に南よりの風が強まるでしょう。

花粉の飛散は、関東や東海、近畿、四国、九州南部では所々で一番上のランクの「非常に多い」予想です。九州北部や中国地方も「やや多く」飛ぶでしょう。花粉症の方はマスクだけでなく、メガネもするなど、万全な対策をなさってください。また、外出の際は、外側にウール素材の衣服を着ることは避けて、表面がツルツルした素材の上着を選ぶと、花粉が付着しにくくなります。

北陸は花粉の飛散は「少ない」予想ですが、「少ない」ながらも花粉は飛びますので、敏感な方は対策をした方がよいでしょう。

九州から北陸に黄砂飛来か

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5日(土)は花粉だけでなく、黄砂にも注意が必要です。

4日(金)頃から朝鮮半島では広く黄砂が観測されています。5日(土)の夕方にかけては九州から北陸にも黄砂が飛来する予想です。黄砂が飛来すると、自動車や洗濯物に黄砂などが付着し、汚れることがありますので、注意が必要です。

※黄砂現象とは、東アジアの砂漠域(ゴビ砂漠、タクラマカン砂漠など)や黄土地帯から、強風により大気中に舞い上がった砂や塵が浮遊しつつ降下する現象です。黄砂は砂漠域で強風が発生すること、地表面が砂や塵を巻き上げる状態であることが重なると発生しやすいとされています。日本にまで届くような黄砂は、低気圧の南側の強風域で巻き上げられることが多く、日本では春に観測されることが多くなっています。

黄砂や花粉を防いで快適な生活を

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花粉や黄砂をなるべく防ぐには、以下のような対策がおすすめです。

① 外から帰った時には、玄関を入る前に、洋服や髪の毛についた花粉を、しっかりと払い落としましょう。

② 新型コロナウイルス感染予防のためにも、こまめな換気が求められていますが、窓を大きく開けると、その分、花粉も室内に入りやすくなってしまいます。窓を10センチ程度開けて、レースのカーテンをするだけでも、部屋の中に入ってくる花粉の数を、窓を全開にした時と比べておよそ4分の1に減らすことができるという実験結果もあります。窓を開ける幅は少しでも構いませんので、なるべく換気しながら花粉を防ぎましょう。

③ 洗濯物や布団は、できるだけ室内に干しましょう。花粉対策だけでなく、黄砂対策にも効果的です。その際、空気清浄機がある方は、一緒に使うとよいでしょう。綺麗な空気の中で、洗濯物や布団を乾かせば、より快適に過ごせそうです。