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東海地方は、6日(日)から7日(月)は、一時的に寒の戻りとなるでしょう。日ごとの気温差、一日の気温変化が大きい時期ですので、服装で上手に調節してお過ごし下さい。

あす5日は「春一番」が吹くかも!?

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きょう4日も、東海地方は、午後になって薄雲が広がりましたが、15時までの最高気温は、名古屋で13.2度まで上がるなど、暖かな陽気となりました。

今夜は、次第に薄雲がとれて、あす5日の朝にかけては、晴れる所が多いでしょう。

その後、あす5日の昼前から夕方にかけて、寒冷前線が東海地方を通過する見込みです。前線に向かって、南寄りの風が吹くため、「春一番」が吹く可能性もありそうです。

ただ、東海地方の天気の崩れは小さく、岐阜県を中心に、弱い雨がぱらついたり、一時雪が降る程度でしょう。その他の地域では、一時的に曇る所があり、名古屋市内でも、昼頃から夕方にかけては雲が広がりそうです。

また、あす5日は、黄砂が弱いながらも、東海地方に飛来する見込みです。スギ花粉に加え、黄砂の影響もあるため、敏感な方は対策を十分にするようにして下さい。

東海地方「春一番」の条件

あす5日は、東海地方で「春一番」が吹く可能性があります。

東海地方の「春一番」の条件は、

①立春から春分の間であること。②低気圧が日本海にあること。③東海地方の気象台(名古屋・岐阜・津・静岡)のうちいずれかで、最高気温が平年を上回ること。④最大風速8m/s以上の南寄りの風が吹くこと。です。

また、この時期、「春一番」だけでなく、その後に吹く南風にも注意が必要です。花が咲き始める頃に吹く風「花起こし」、花が散る頃に吹く風「花散らし」などがあります。

数字を見ても、3月は一年の中でも最も強風が吹く月です。名古屋で、日最大風速が10m/s以上の日数は、3月は4.1日(平年値)と、一年の中で最も多くなっています。これからの時期、天気がいい日でも風が強い日は、花粉だけでなく、洗濯物なども飛ばされないよう気をつけて下さい。

6日(日)は一気に気温ダウン

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前線通過後の6日(日)は、東海地方には冷たい空気が流れ込み、日本付近は冬型の気圧配置となるでしょう。

6日(日)は、三重県の南部や静岡県では晴れますが、その他の地域では、雲が広がりやすいでしょう。岐阜県の飛騨北部では、断続的に雪が降りますが、大雪の心配はなさそうです。また、海上を中心に風が強まり、波も高くなるため、船舶などは注意して下さい。

風が強く吹くため、体感的には気温以上に、寒く感じられそうです。暖かな日が続いていましたが、ダウンジャケットなど、風の通しにくい服装でお過ごし下さい。

7日(月)も冬の寒さが続きますが、8日(火)以降は、晴れる日が多く、再び、春らしい暖かな陽気が戻ってくる見込みです。ただ、朝晩は放射冷却がきいて、冷える日が多そうです。朝晩と日中の気温差が10度以上、日によっては15度以上となるため、体調を崩さないよう気をつけましょう。また、スギ花粉が非常に多く飛ぶ地域があるため、花粉症の方は、日々の花粉情報をチェックしながらお過ごし下さい。