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24日、日本気象協会は「2022年桜開花予想(第3回)」を発表。最新の予想でも、今年の桜の開花は、広く平年並みでしょう。3月21日に本、22日には東京や福岡で開花となり、3月末までには、西日本から関東、北陸まで、広い範囲で桜の季節を迎えそうです。

開花の傾向

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2022年の桜の開花は、西日本から関東で平年並みのところが多いでしょう。北陸と東北の一部、北海道では、平年より早く開花する見込みです。なお、全国で記録的に早い開花となった 2021年と比べると、広島と島根では二週間以上遅く、その他の主な地点でも一週間前後遅くなるでしょう。

開花のトップは、3月21日の熊本となる見込みです。22日には東京や福岡、23日には長崎と名古屋で開花するでしょう。24日には大分や和歌山、横浜などで開花し、3月末までには西日本から関東、北陸までの広い範囲で開花となる見込みです。新潟や長野、東北では4月上旬から中旬に開花するところが多くなりそうです。

4月下旬には、桜前線は北海道へ到着し、4月25日に函館と札幌で開花するでしょう。

この冬(12月~1月)は、たびたび強い寒気が流れ込み、2022年のスタートは年越し寒波の影響を受け、全国的に厳しい寒さとなりました。1月6日には関東で4年ぶり、21日には京都で5年ぶりとなる大雪に見舞われました。全国的に厳しい寒さの日も多く、桜の花芽の休眠打破※は順調に行われたとみられます。

2月下旬になっても全国的に寒さは続いていますが、2月末から3月のはじめにかけて、全国的に気温が高く、その先も東日本と北日本では平年より高くなる見込みです。季節は春に向けて少しずつ進んでいます。

言葉の説明

休眠打破:前年の夏に形成され休眠に入った花芽が、冬になり一定期間の低温にさらされて目覚めること

平年:1991~2020年の平均値

かなり早い :平年よりも7日以上早い

早い :平年よりも3日から6日早い

平年並 :平年との差が2日以内

遅い :平年よりも3日から6日遅い

かなり遅い :平年よりも7日以上遅い