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朝は0度台の冷え込みだった2月23日天皇記念日の東京都心。そんな寒さを一掃する春の景色に思わず、足を止めて、見とれてしまいました。

厳しい寒さにも春の兆し 東京・品川で寒緋桜が満開

今朝も東京都心では気温が0℃前後の厳しい冷え込みに見舞われました。日が昇ってからも空気の冷たさが残り、寒さが身に染みる天皇誕生日となっています。そんな中、品川区内の神社では少し先取りした春の風景に、道行く人の視線を釘付けにしていました。荏原神社の寒緋桜は区内でも早咲きの桜として地域の方々に親しまれています。例年は2月上旬、早い年だと1月中旬から下旬には淡いピンクの花で彩られます。今年は、平年より寒い日が続いたため、開花した先月下旬以降も花持ちが良く、きょうも鮮やかに境内、そして街を彩っていました。

光の春から気温の春へ(週間気温)

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満遍なく寒かったこの冬も終わりが少しずつ近づき、空気も春らしくなってきそうです。各地のこの先の予想最高気温は25日ごろから徐々に平年を上回る傾向です。特に27日ごろは東京都心で15度と3月下旬並みの暖かさが予想されます。今回の暖かさは、一時的ではなく、継続型で来週前半にかけて平年を上回る傾向です。気温が高くなると気分が高揚し、心も踊りがちですが、積雪が多く残る地域では雪解けが進み、雪崩が起こりやすくなります。雪国では雪解けによる川の増水や低地の浸水に注意が必要です。

最新の桜開花予報

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去年2021年は、3月11日に全国のトップを切って広島で桜が開花しました。日本気象協会発表の最新の桜開花予想では、今年の全国トップは東京で3月22日と去年より2週間以上遅くなるとみられます。例年以上に寒い空気にさらされた桜のつぼみは、暖かな空気でみるみる生長し、早ければあと、ひと月で列島をひと際鮮やかなピンク色に染めることでしょう。