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きょう23日、北陸や北海道など大雪のピークは越えましたが、あす24日にかけて雪が続き、局地的に強まる所もありそうです。新千歳空港などでは、平年の3倍以上の雪が積もっています。引き続き、交通への影響や除雪作業中の事故などに十分な注意が必要です。

記録的な大雪

日本付近は冬型が強まり、強い寒気が流れ込んだ影響で、北海道や北陸では記録的な大雪となっています。23日午前7時までの72時間降雪量の日最大値は、新潟県津南町で156センチ、湯沢町140センチ、長野県野沢温泉村126センチ、北海道羅臼町119センチ、北海道豊浦町大岸103センチ(1983年の統計開始以来1位)など、北海道や新潟で軒並み1メートル超え。新千歳空港も72センチと2006年の統計開始以来1位の大雪となり、きのう(22日)は、新千歳空港発着便は全便欠航となりました。

23日7時までの最深積雪は、新潟県津南町は407センチと、4メートル超えは2006年以来なんと16年ぶりの事です。また、胆振地方の安平町で126センチ、石狩地方の新千歳空港で122センチ、恵庭市下島松で154センチなど、きのう(22日)、統計史上1位の記録を更新した地域で、けさ(23日)にかけて再び1位の記録を更新し、新千歳空港など平年の3倍以上の積雪となっています。

ピーク越えるも雪続く

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北海道や北陸など日本海側の大雪のピークは過ぎましたが、あす24日にかけて山沿いを中心に大雪に注意が必要です。平地では、日中はいったん弱まる所も、夜は局地的に強まり更に積雪の増える所がありそうです。

あす24日朝までの24時間に降る雪の量は、多い所で、

新潟県 平地10センチ、山沿い 50センチ

富山県 平地20センチ、山間部 30センチ

石川県 平地10センチ、山地  25センチ

福井県 平地10センチ、山地  25センチ

北海道日本海側30センチ、太平洋側30センチの見込みです。

除雪や交通障害に注意

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記録的な大雪により、雪に慣れている雪国でも雪下ろし中の事故が相次いでいます。安全に雪下ろしをするための注意点は、次の3つのことが挙げられます。

(1)雪下ろしをする前には、雪が緩んでいないかどうか、必ず確認しましょう。新雪や、晴れた暖かい日の午後は、特に屋根の雪が緩んでしまいます。また、雪と一緒に、つららが落ちてくることもあります。

(2)はしごを使って屋根に上る場合は、はしごが動かないよう、ロープなどで、しっかり固定しましょう。はしごから屋根へ移動する時は、転落しないよう、一段と注意が必要です。

(3)雪下ろしをする際は、建物の周りに雪を残しましょう。万が一、屋根から落下した場合でも、雪がクッション代わりになってくれます。面倒でも、必ず命綱とヘルメットを装着し、滑りにくい靴を着用しましょう。携帯電話も忘れずに持って、作業してください。

雪が落ちてくるおそれがある軒下には、なるべく近づかないようにしましょう。