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あす23日天皇誕生日(水)も日本海側では雪が降り続くでしょう。朝にかけては北陸を中心に雪の降り方が強まり、短い時間で積雪が急速に増えるおそれがあります。不要不急の外出は控えた方が良さそうです。日差しの届く太平洋側も真冬のような寒さが続くでしょう。

あす23日(水)の天気 日本海側は積雪がさらに増える

きょう22日(火)は、日本付近は冬型の気圧配置が続き、上空5,500メートル付近にはマイナス30℃以下の強い寒気が流れ込んでいます。日本海側を中心に雪が降っていて、北海道や北陸を中心に雪の降り方が強まっている所があります。北海道では日本海側南部と太平洋側西部を中心に同じ地域で強い雪が降り続き、大雪となっています。

また、北陸付近には、日本海寒帯気団収束帯(JPCZ)やJPCZ上の小低気圧に伴う強い雪雲が、次々に流れ込んでいます。石川県金沢市には、午前6時までの6時間に20センチの顕著な降雪を観測し、「顕著な大雪に関する気象情報」が発表されました。中でも、午前7時までの3時間には21センチの降雪を観測し、統計開始の1998年以降、2月の1位タイになりました。

あす23日天皇誕生日(水)も、日本付近は冬型の気圧配置が続き、強い寒気が居座る見込みです。日本海側では広く雪が降り続くでしょう。朝にかけてはJPCZが北陸付近に停滞するため、平地でも短時間の強い雪に警戒が必要です。

短時間に急速に積雪が増えると、車の立ち往生や大規模な渋滞などが発生するおそれもあります。不要不急の外出は控えた方が良さそうです。止むを得ず車を運転される場合は、ふぶきや吹きだまりによる交通への影響に警戒してください。すでに交通への影響が出ている所もありますので、交通情報もこまめにチェックなさってください。

雪道で立ち往生してしまった場合

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もしも雪道で立ち往生してしまった場合、一酸化炭素中毒に注意が必要です。

車が雪に埋まったときは、原則、エンジンを切りましょう。マフラーが雪に埋まると排気ガスが車内に逆流し、一酸化炭素中毒を起こすおそれがありす。窓を開けて換気しても、窓の開口量や風向きなどの条件によっては、一酸化炭素中毒の危険が高まることがあります。

防寒などでやむを得ずエンジンをかけるときは、マフラーが雪に埋まらないように、こまめにマフラーのまわりを除雪してください。雪道を運転する場合は、万が一に備えて、除雪用のスコップや防寒着、毛布などを車内に用意しておくとよいでしょう。

また、帰宅が難しい状況になってしまった場合は、周辺の避難所の位置や、代替経路を情報収集しましょう。無理に帰ろうとせず、外出先(会社や施設など)にとどまることも考えてください。

太平洋側も真冬並みの寒さが続く 防寒対策をしっかりと

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2月も終わりに近づいていますが、朝晩は全国的に真冬並みの厳しい冷え込になるでしょう。平野部でも0℃以下で、内陸を中心に氷点下になりそうです。寒さが厳しい朝は、布団から出るのが辛く感じられる方が大勢いらっしゃると思いますが、起きる前に暖房で室内を暖めておくなど、工夫をしてみましょう。

日中は日差しの届く太平洋側でも、真冬のような寒さが続きます。冷たい風も加わって、より寒く感じられるでしょう。厚手のコートに手袋やマフラーなど冬のアイテムが欠かせません。