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この先1週間の花粉情報をみますと、福岡では来週はレベルアップして、24日木曜は「多い」予想です。大阪や名古屋、東京はまだ「少ない」予想ですが、油断はできません。東京などスギ花粉の飛散開始となっていますので、対策を心がけてください。

福岡「多い」予想の日も

2月も半ばを過ぎて、いよいよ、スギ花粉アレルギーの方にとっては、辛い時期が迫ってきました。

「週間花粉情報」を見ますと、福岡では29日土曜は「少ない」ですが、30日日曜以降「やや多い」日が続くでしょう。そして、来週は、花粉の飛散がレベルアップして、24日木曜は「多い」予想となっています。花粉症の方は、しっかりした対策が必要になるでしょう。

一方、大阪や名古屋、東京では、この先1週間は、まだ「少ない」予想ですが、油断はできません。

東京都は、きのう17日、都内でスギ花粉の飛散開始を確認したと発表しました。飛散開始日(※)は2月15日で、過去10年平均(2月16日)より1日早く、昨年(2月6日)より9日遅くなりました。

※「飛散開始日」とは、1月以降に1平方センチメートルあたり1個以上のスギ花粉を、2日以上連続して観測した「最初の日」のことです。都によりますと、大田区で2月15日と16日に2日連続して、1平方センチメートルあたり1個以上のスギ花粉を観測したため、「2月15日からスギ花粉の飛散開始」となりました。

東京都内でも、スギ花粉のシーズンがスタートしており、大阪や名古屋など「少ない」予想の所でも、花粉に敏感な方は、症状がでてしまうおそれがあります。早めの対策を心がけてください。

帰宅後の花粉対策

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花粉対策として、外出から帰ってきたら、うがいをしましょう。また、洗顔をして花粉を落とすとよいでしょう。髪の毛にも花粉が付着するのでしっかりとシャンプーをするのも効果的です。

また、花粉飛散シーズンに窓を全開にして換気すると大量の花粉が室内に流入します。花粉のピーク時に1時間の換気をしたところ、3LDKのマンション一戸で、およそ1000万個もの花粉が屋内に流入したとの実験結果もあります。新型コロナウイルス感染予防のため、換気をする機会が多いかと思いますが、窓を開ける幅を10センチ程度にして、レースのカーテンをすることで、部屋の中に入ってくる花粉の数を、全開にした時と比べておよそ4分の1に減らすことができるという実験結果もあります。窓を開ける幅は少しでも構いませんので、なるべく換気しながら花粉を防ぎましょう。

なお、床やカーテンなどに花粉が多数付着している可能性がありますので、こまめに掃除をし、カーテンは定期的に洗濯をするとよいでしょう。