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19日土曜明け方は、「きぼう 国際宇宙ステーション(ISS)」を見られるチャンスです。ポイントや天気について、まとめました。

「きぼう」が見られるチャンス いつ? ポイントは?

19日土曜は、早起きすると「きぼう」に出会えるかもしれません。

国際宇宙ステーション(ISS)は、地上から約400km上空に建設された実験施設で、「きぼう」はその中の日本実験棟の名前です。ISSはサッカー場くらいの大きさで、条件が揃えば地上から肉眼で見ることができます。

19日土曜の明け方、きぼうが見え始める時刻と最大仰角(最接近)時の方角を表した図を見ますと、那覇・福岡・広島・大阪・金沢では5時43分頃から、東京・仙台・秋田では5時44分頃から、札幌では5時45分頃から観測のチャンスがあります。見え始めから見え終わりまでは、5分程度です。

「きぼう」がどのように見えるかと言いますと、明るい星のような光が、飛行機よりも速めのスピードで、流れて行くように見えます。望遠鏡などを使うと、視野が限定されてしまい、見逃す可能性がありますので、肉眼で探すと良いでしょう。スマートフォンなどで動画を撮影すると、光がスーッと動いていく様子をとらえることもできるので、おすすめです。

天気は?

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今回のように「きぼう」が見えるチャンスが、北から南まで「◎」というのは、滅多にありません。

天気が気になりますが、19日土曜の明け方は、南ほど雨雲がかかりやすく、沖縄は雨が降るでしょう。九州は南部を中心に雨で、標高の高い所を中心に、みぞれや雪が降りそうです。雨雲や雪雲の一部は、四国にもかかるでしょう。

一方、中国地方から東北は、雲が広がりやすいながらも、晴れる所もありそうです。北海道は、東部を中心に晴れる見込みです。

スッキリしない天気の所でも、雲の切れ間から「きぼう」を見られる可能性があります。ただ、午前5時45分頃は、一日の中で最も冷え込むという所が多い時間帯です。「きぼう」を見つける際は、万全な寒さ対策を心がけてください。