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関東は週末にかけて一段と強い寒気が流れ込むため、「立春」を過ぎても厳しい寒さが続きそうです。寒さの底は土曜日・日曜日で、東京都心でも朝は氷点下の冷え込みとなる予想で、特に寒さ対策が必要です。

この先も冬型の気圧配置 関東は乾燥した晴天続く

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きょう(2日)は、日本付近は西高東低の冬型の気圧配置となっています。冬型の気圧配置は日曜日(6日)ごろにかけて続く見通しです。その先も高気圧に覆われる日が多く、来週、中ごろにかけて、関東地方の平野部では晴れる日が続くでしょう。東京都心では先月26日から雨が降っておらず、関東地方では広く空気の乾燥した状態が続いています。関東地方には広く乾燥注意報が発表されていて、群馬県南部では先月14日から注意報が継続しています。関東地方では、この先も空気が乾燥した状態が続くため、火の取り扱いには十分注意が必要です。また、肌や喉の乾燥にも注意してください。

群馬県や栃木県の山沿いの地域では、土曜日(5日)や日曜日(6日)は寒気の影響を受けて、雪が降るでしょう。

「立春」過ぎても真冬の寒さ 週末は特に寒さ厳しい

4日は「立春」で、暦の上では春を迎えますが、真冬の寒さはしばらく続きそうです。金曜日(4日)以降は各地で最高気温が10度以下の日が続きそうです。特に、土曜日(5日)から日曜日(6日)にかけて、関東の上空には上空約1500メートルでマイナス9度以下の寒気が流れ込む予想で、週末が寒さの底となりそうです。土曜日と日曜日は、最高気温は関東南部で6度~8度くらい、北部では5度~6度くらいと、平年より3度前後も低くなるでしょう。さらに、北よりの風が吹くため、体感温度は、気温の数字よりもさらに低く感じられそうです。特に週末は、日中も風を通さないような、厚手のコートやダウンコートなどで防寒対策をなさってください。手袋や耳当ても活躍するでしょう。

また、朝晩の冷え込みも厳しく、日曜日は東京都心も含め、氷点下の冷え込みとなる所が多いでしょう。北部では水道が凍結するくらいの冷え込みとなりそうです。

冬の時期は、暖かい部屋から寒い部屋への移動など、急激な温度の変化によって身体がダメージを受ける「ヒートショック」のリスクが高まるため、注意が必要です。

ヒートショックを防ぐ4つのポイント

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ヒートショックを防ぐには、次の4つのポイントを覚えておいてください。

① 脱衣所や浴室は、入浴する前に暖めておきましょう。暖かい部屋から寒い脱衣所や浴室に入り、その後、浴槽につかると、寒暖差で血圧が急激に変化してしまいます。浴室に暖房設備がない場合は、シャワーを使って浴槽に給湯したり、浴槽のお湯が沸いたらよくかき混ぜた後、蓋を取って湯気を充満させたりするのも、効果的です。

② 入浴の際は、お湯の温度は41度以下、時間は10分以内を心がけましょう。入浴する時間帯は、夜遅い時間帯だと冷え込んできますので、早めの時間帯を心がけてください。

③ 浴槽で体を暖めた後は、できるだけゆっくり立ち上がるようにしましょう。手すりがあれば活用し、手すりがない場合でも、浴槽のへりにしっかり手をかけて、立ち上がってください。

④ 食後すぐの入浴や、飲酒後の入浴は、避けましょう。食後に血圧が下がりすぎる食後低血圧によって失神することもありますし、飲酒によっても一時的に血圧が下がります。体調の悪い時も、入浴は避けてください。