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この先の2週間は、先月からの厳しい寒さの続く所が多い見込み。気温は、北海道から九州、沖縄まで平年並みか低い予想。4日は「立春」、暦の上では春を迎えるが立春を過ぎても寒い日が多く文字通り「余寒」。晴れた日には日差しの明るさに「春の予感」「春隣」

3日(木)から9日(水) 6日頃まで厳寒 来週は少し緩む

冬型の気圧配置と強い寒気の影響で、日本海側では北海道から東北にかけて雪が降ったりやんだりするでしょう。降り方が強まって大雪になるおそれがありますから、最新の気象情報を、ご確認ください。

北海道や東北の太平洋側や関東の山沿い、東海や近畿から中国四国地方にかけての太平洋側でも、雲が広がる日や雪雲が流れ込むことがあります。

沖縄と奄美では、高気圧の中心から離れるため、雲の広がる日が多いでしょう。3日頃と8日頃は雨が降る見込みです。

10日(木)から15日(火)

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冬型の気圧配置は緩むようになる見込みです。

北海道から北陸にかけての日本海側では晴れる日がありそうですが、一気に春へとはいかず雪の降る日があるでしょう。

北海道から関東にかけてと東海から九州にかけて太平洋側では、晴れる日がありますが、晴れの日は長く続かず、雲が広がりやすい日や雨の降る所があるでしょう。

沖縄や奄美では、前線の影響を受けやすく、晴れる日もありますが雨の降る日がある見込みです。

この先2週間の気温の傾向

向こう2週間の気温は、北海道と東北、関東甲信、東海、北陸では寒気の影響を受けやすいため、平年並みか低い日が多いでしょう。特に、北陸では5日(土)頃から、平年よりかなり低くなるおそれがあります。農作物の管理などに、お気をつけください。

近畿と、中国四国地方、九州から沖縄では、4日(金)頃までは平年並みの所が多い予想ですが、5日(土)頃からは寒気の影響を受けやすくなるため、平年より低い日が多いでしょう。

立春を過ぎても、まだまだ寒気の影響が続きますから、日本海側の各地では、雪への備えが必要です。また、全国的に厳しい寒さの日が多い2週間になりそうです。お手持ちの服装の中で一番暖かいものを選び、マフラーや手袋も着用するなど、最上級の寒さ対策を続けてください。

とはいえ、冬至以降の日々の太陽は徐々に春に向かって確実に歩み続けています。

具体的には太陽が「より高い所から照らす」ようになりつつあって、それは晴れた日には日の長さや明るさに感じ取ることができます。

寒さの中の明るさの増えるようすを「光の春」という言い方をすることがあります。

寒さは続きますが、小さな春の予感を感じ取ってみてはいかがでしょうか。

ヒートショックに気をつけて 防ぐポイントは4つ

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冬の時期は、暖かい部屋から寒い部屋への移動など、急激な温度の変化によって身体がダメージを受ける「ヒートショック」が発生しやすくなります。ヒートショックを防ぐには、次の4つのポイントを覚えておいてください。

① 脱衣所や浴室は、入浴する前に暖めておきましょう。

暖かい部屋から寒い脱衣所や浴室に入り、その後、浴槽につかると、寒暖差で血圧が急激に変化してしまいます。浴室に暖房設備がない場合は、シャワーを使って浴槽に給湯したり、浴槽のお湯が沸いたらよくかき混ぜた後、蓋を取って湯気を充満させたりするのも、効果的です。

② 入浴の際は、お湯の温度は41度以下、時間は10分以内を心がけましょう。

入浴する時間帯は、夜遅い時間帯だと冷え込んできますので、早めの時間帯を心がけてください。

③ 浴槽で体を暖めた後は、できるだけゆっくり立ち上がるようにしましょう。

手すりがあれば活用し、手すりがない場合でも、浴槽のへりにしっかり手をかけて、立ち上がってください。

④ 食後すぐの入浴や、飲酒後の入浴は、避けましょう。

食後に血圧が下がりすぎる食後低血圧によって失神することもありますし、飲酒によっても一時的に血圧が下がります。体調の悪い時も、入浴は避けてください。