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中国地方のスギ花粉の飛び始めは、山口県で2月上旬、その他は2月中旬の予想ですが、その前からわずかながらも花粉が飛び始めるため、前もっての対応が重要となります。今週の中国地方は、山陰や山陽北部はこの時期らしい寒さですが、晴れ間の出やすい山陽南部は、最高気温が10度を少し超えて、平年より高めに経過するでしょう。日差しのもとでは寒さが和らぐ見込みです。敏感に反応される方はとくに、わずかな飛散に備えて、準備をしておく必要がありそうです。

山口県では2月上旬から飛散開始に

花粉症の方にとっては、花粉の飛散量も気になりますが、飛び始めも重要ポイントです。わずかな花粉にも敏感に反応してしまうため、早めの対策が必要です。

花粉を放出する雄花は、一定期間冬の寒さにさらされることで覚醒し、飛散に向けて準備をします。今年の冬は寒く、順調に休眠打破が行われていると考えられます。そして、覚醒したあとに暖かい日が続くと飛散が早まると言われています。

向こう1か月(1/21〜2/22)の中国地方の平均気温は、平年並みまたは平年より高い確率ともに40%となっており、今年の花粉の飛散は例年通り、山口県では2月上旬から、広島県、岡山県、島根県、鳥取県では2月中旬からの飛散開始が予想されています。(飛散開始:1cm2あたり1個以上が2日連続で観測された場合の初日)

わずかながらも飛散の可能性 そろそろ花粉対策の準備を

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今週の中国地方は、冬型の気圧配置になりやすいでしょう。山陰や山陽北部は雲が広がりやすく、山陽南部は晴れたりくもったりの見込みです。

山陰や山陽北部はこの時期らしい寒さですが、晴れ間の出やすい山陽南部は、最高気温が10度を少し超えて、平年より高めで経過するでしょう。日差しのもとでは寒さが和らいで感じられそうです。

飛散予想の早い西部の山口県では、飛散開始とまではいかないものの、わずかながらもスギ花粉が飛ぶ可能性があります。また、西寄りの風が強い日には、風に乗って他の地域に花粉が飛散する可能性があります。このため、花粉症の方は、薬の準備や対処をする必要があります。早めの対応をしておくと安心です。