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20日(木)頃にかけて強い寒波の影響で、日本海側は大雪の恐れ。18日(火)頃は太平洋側にも雪雲の流れ込む所があるでしょう。25日(火)頃は南岸低気圧の影響も。広く厳しい寒さが続きそうです。この先2週間の天気と気温の傾向です。

1週目(17日~23日) 寒波襲来 大雪と厳寒

17日(月)は日本付近は次第に冬型の気圧配置となり、寒気が流れ込むでしょう。北海道と本州の日本海側は雪のエリアが広がりそうです。「日本海寒帯気団収束帯(JPCZ)※」が顕在化し、北陸を中心に雪の降り方が強まるでしょう。(※「日本海寒帯気団収束帯(JPCZ)」とは、シベリア大陸から流れ込んだ冷たい風が、朝鮮半島北部に位置する長白山脈によって、いったん二分されたのち、風下である日本海で再び合流することによってできる収束帯(雪雲が発達しやすいライン)のことです。)

18日(火)は冬型の気圧配置が強まり、一段と強い寒気が流れ込みます。北海道と本州の日本海側では広く雪で、大雪の恐れがあります。風も強まり、荒れた天気となるでしょう。交通機関への影響に警戒が必要です。東北や東海など太平洋側にも雪雲が流れ込む所があるでしょう。積雪となる所もありそうですので、車の運転は路面状況の変化にご注意ください。

その後も20日(木)にかけて、強弱を繰り返しながら、寒気が流れ込むでしょう。北海道と本州の日本海側は広く雪が降りそうです。今シーズンはすでに積雪が広く平年より多くなっています。さらに積雪が増えると予想されるため、雪崩や屋根からの落雪にご注意ください。太平洋側はおおむね晴れますが、北風が冷たいでしょう。

21日(金)以降は西から冬型の気圧配置が緩みそうです。北海道の日本海側から北陸は雪が降りますが、降り方は弱まるでしょう。

最高気温は平年より低い日が多くなるでしょう。そもそも20日(木)は二十四節気の「大寒」で、一年のうちで一番寒さが厳しい頃ですが、その頃の平年を下回る寒さになりそうです。北海道は広く真冬日(最高気温が0℃未満)で、東北や北陸も2℃前後までしか気温が上がらない日が多いでしょう。関東から九州も最高気温が6℃ほどと、厳しい寒さが続きます。万全な寒さ対策をなさってください。

2週目(24日~29日) 南岸低気圧の動向に注意

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24日(月)は西から天気が下り坂に向かい、九州で雨が降りだすでしょう。25日(火)から26日(水)にかけては本州の南岸沿いを低気圧が進む予想です。全国的に天気が崩れるでしょう。今の所、本州の平地では冷たい雨の降る所が多くなりそうです。雪が降るのは山沿いとなるでしょう。

ただ、南岸低気圧は、時に関東の平野部などに大雪をもたらすことがあります。今の所、25日(火)から26日(水)は関東の平野部も雨が降る見込みですが、低気圧の位置や発達具合などによって、予報が変わる可能性があります。今後も最新の情報にご注意ください。

27日(木)以降は太平洋側は天気が回復するでしょう。日本海側は雪が降りやすい見込みです。

来週は日によって、気温のアップダウンが大きくなるでしょう。25日(火)は関東では最高気温が5度に届かず、震えるような寒さに。29日(土)は全国的に最高気温は平年を下回るでしょう。

1月後半も厳しい寒さの日が多くなりそうです。体調を崩さないよう、暖かくしてお過ごしください。