メイン画像
メイン画像

13日木曜~14日金曜は、関東甲信でも大雪になった所がありました。群馬県みなかみ町藤原では今シーズン初めて積雪が2メートルを超え、長野市では4シーズンぶりに積雪が20センチ以上となり、長野県野沢温泉村は12時間降雪量59センチを観測しました。関東甲信の雪は、15日土曜朝まで続く所もあるでしょう。交通機関への影響や、路面の凍結、雪崩などに十分ご注意ください。

関東甲信 積雪がグンと増えた所も

画像A
画像A

日本付近は強い冬型の気圧配置になり、北日本から東日本の上空に、強い寒気が流れ込んだため、13日木曜~14日金曜は、関東甲信の標高の高い所でも、大雪になりました。

群馬県みなかみ町藤原は、14日金曜8時に積雪201センチを観測し、今シーズン初めて積雪が2メートルを超えました。昨シーズン、群馬県みなかみ町藤原で、初めて積雪2メートルを超えたのは12月17日で、統計開始以来、最も早い積雪2メートル超えでしたが、今シーズンは、およそ1か月遅れて、積雪2メートル超えとなりました。

長野市は、14日金曜6時に積雪20センチを観測しました。長野市で最深積雪が20㎝以上になるのは、2017-2018年以来、4シーズンぶりです。

また、14日金曜1時までの12時間降雪量は、長野県野沢温泉村で59センチ、長野県小谷村で52センチを観測しました。

さらに、14日金曜12時までの最深積雪は、群馬県草津町で78センチ、栃木県日光市土呂部で54センチ、長野県野沢温泉村で174センチ、長野県白馬村で89センチなど、いずれも今シーズン1位となりました。

雪の見通し いつまで?

14日金曜午後も、関東甲信は雪雲のかかる所があるでしょう。

長野県は、大雪の峠は越えましたが、北部を中心に、15日土曜の朝まで雪の降る所があるでしょう。

群馬県北部は、14日金曜夕方まで、広い範囲で、雪が続くでしょう。利根・沼田地域では、15日土曜明け方まで雪が残りそうです。

栃木県北部では、14日金曜いっぱい、雪雲が流れ込みやすいでしょう。

標高の高い所を中心に、積雪が更に増えますので、大雪による交通機関への影響が心配されます。また、屋根から落ちる雪や雪崩にも、注意が必要です。

また、雪が止んでも、引き続き路面の凍結には、十分お気をつけください。

路面の凍結 特に注意すべき所は

画像C
画像C

雪や雨が降って濡れた路面は、気温が下がると、凍結してしまいます。中でも、路面の凍結に注意が必要なのは、次の4か所です。

①橋や歩道橋の上は、地面の熱が伝わりにくく、風通しが良いので、凍結しやすくなります。特に、ふぶいている時は、他の所よりも風が強く、視界が悪いうえに、凍結しやすいので、かなり危険です。

②トンネルの中と外では、路面状態が大きく違うことがあります。トンネルの出入り口では路面の凍結により、急にハンドルを取られないよう、十分、スピードを落として運転しましょう。

③交差点やカーブも、近づく前に、十分にスピードを落とすことが大切です。ハンドルを切ったまま、ブレーキを踏むと、とても滑りやすくなります。また、加速する時も、交差点やカーブを曲がり切ってから、アクセルを踏みましょう。

④日陰は、いったん路面が凍結すると、完全にとけるまでに時間がかかります。建物の北側など、日陰になりやすい道を通る際は、十分にお気をつけください。