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きょう12日は、北海道付近で低気圧が猛烈に発達。日本付近は冬型の気圧配置が強まり、強い寒気が流れ込んでいます。北海道は台風並みの暴風が吹き荒れ、一晩で一気に50センチ以上のドカ雪となっています。このあと14日にかけて、猛吹雪や大雪に警戒が必要です。

一気に50センチ以上の降雪

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帯広市など北海道の太平洋側では、昨夜(11日)からけさ(12日)にかけて一気に50センチ以上の雪が降った所があります。12時間降雪量(12日午前6時まで)は、北海道中札内村上札内で66センチ、北海道帯広市で55センチ(統計開始以来1月1位更新)など。

帯広市は、きのう11日18時の積雪は5センチでしたが、12時間後のきょう6時には60センチと、一気に50センチ以上も積雪が増えました。

北海道の太平洋側の雪は、昼前までには収まってきますが、北海道の日本海側や東北の日本海側、北陸では断続的に雪が降り、更に積雪が増えるでしょう。

最大瞬間風速40メートル超え 台風並みの暴風に警戒

また、台風並みの暴風にも警戒が必要です。最大瞬間風速は、北海道えりも岬で41.3メートル(12日0時42分)、山形県酒田市の飛島で40.0メートル(12日5時23分)を観測。

このあとも瞬間的には35メートル以上の台風並みの暴風が吹き荒れ、見通しがきかない猛吹雪「ホワイトアウト」になる恐れがあります。ホワイトアウトとは、吹雪や大雪により視界が奪われ、一瞬にして方向や地形が分からなくなることから「白い闇」とも言われます。不要不急の外出は避け、安全な場所で過ごすようにしましょう。

大雪や猛吹雪は、14日にかけて断続的に続く見込みです。最新の気象情報・交通情報をこまめに確認するようお願いします。