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3日(月)深夜過ぎから、三大流星群の一つ「しぶんぎ座流星群」が見頃となり、極大を迎えるのは、4日(火)午前5時頃です。気になる天気は、太平洋側では晴れる所が多く、月明かりもないので、近年まれに見る絶好の観察条件となりそうです。今年初の流星群に出会えるチャンスですので、万全の寒さ対策で、空を見上げてみてください。

「しぶんぎ座流星群」とは?

3日(月)深夜過ぎ~4日(火)明け方は、今年初めて、流星群に出会えるチャンスです。

国立天文台によりますと、8月の「ペルセウス座流星群」、12月の「ふたご座流星群」とともに三大流星群と呼ばれている「しぶんぎ座流星群」が極大を迎えるのです。

「しぶんぎ座流星群」が見え始めるのは、放射点が昇ってきた後の4日(火)午前1時頃(3日深夜過ぎ、東京の場合)で、時間が経過するにつれて、放射点が高くなり、流れ星の数もどんどん増えていきます。

流れ星が最も多く見られるのは、空が白み始める直前であり、極大時刻でもある4日(火)午前5時台と予想されています。この時に実際に見える流れ星の数は、空の暗い場所で1時間あたり多ければ50個以上となる可能性があります。流れ星の数が少ない年もあるので、1時間あたり30個程度にとどまる可能性もありますが、それでも今年初めて、流星群に出会える機会です。

流れ星を見つけるコツは?

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流れ星を見つけやすくするには、以下の4つのポイントがあります。

①できるだけ、街灯など人工の明かりが少ない場所を選びましょう。人工の明かりが多いと、その明るさに邪魔をされて暗い流れ星が見づらくなり、見ることのできる流れ星の数が少なくなってしまいます。

②できるだけ空が広く見渡せる場所を選ぶことも、重要なポイントです。

③空の広い範囲に注意を向けるようにしましょう。放射点の方向にはこだわる必要はありません。流星群は、放射点(流星の軌跡を逆向きに延長したときに通る点のこと)のある方向だけに出現するわけではなく、夜空のどこにでも現れます。空をより広く見渡しているほうが、より多くの流星を捉えられる可能性が高くなります。

④月明かりが少ないと条件が良く、今回は3日(月)が新月なので、月明かりの影響を全く受けずに、流れ星の観察ができます。近年まれに見る、絶好の観察条件と言えるでしょう。

気になる天気は?

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気になるのは、天気です。3日(月)深夜過ぎ~4日(火)明け方は、北海道や東北では、太平洋側の沿岸部を中心に、晴れるでしょう。関東から四国は広い範囲で晴れて、九州や沖縄も星空の広がる所が多くなりそうです。

ただ、良く晴れる所ほど、放射冷却現象が強まるため、冷え込みが強まります。午前5時頃は、一日の中で、最も気温の低い時間帯という所が多くなりそうです。星に願いを託す際は、万全の防寒対策を心がけてください。