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向こう1か月は、低気圧や寒気の影響を受けやすく、日本海側の降雪量は平年並みか多くなるでしょう。特に1月上旬にかけては気温がかなり低く、厳しい寒さとなりそうです。最新の1か月予報をもとに予想される天候の特徴をまとめました。

1週目(1月1日~1月7日) 年始にかけて暴風雪や大雪の恐れ!?

低気圧や寒気の影響を受けやすく、特に三が日にかけての道内は上空に非常に強い寒気が流れ込む見込みです。日本海側を中心に雪が降りやすく、低気圧の発達の程度によっては暴風雪や大雪となる恐れがあります。人の移動の多い期間ですが、外出の際は最新の気象情報や交通状況に注意し、時間に余裕を持って行動するようにしてください。

また、気温も平年より低めの予想で、日中でも氷点下の真冬日が続くような厳しい寒さとなりそうです。昨シーズンの年始も厳しい寒さとなり、札幌でも水道凍結の被害が多発しましたが、今シーズンも同様の被害が出る恐れがあります。年始にかけて長時間家を空ける際は水落としや水抜きをするなど、水道凍結に注意してください。

なお、三が日の中で比較的天気が穏やかになるのは、1日の午後から2日の午前中にかけてとなりそうです。初詣などの予定は、この期間のうちに行くとよいでしょう。

2週目(1月8日~14日) 太平洋側でドカ雪の可能性も

冬型の気圧配置は平年より弱く、ようやく上空の寒気も抜けてくる見込みです。ただ、低気圧の影響を受けやすく、ひとたび発達した低気圧が北海道を通過すると、いつもは雪が多くならない太平洋側でも広く雪が降り、局地的なドカ雪となる恐れもあります。

気温は平年並みか高い見込みで、1週目までの厳しい寒さに比べるとだいぶ寒さが緩んだ印象になりそうです。体にとっては楽かもしれませんが、積雪が多い地域で気温が高くなると、落雪やなだれの起きる可能性が高くなるため、注意が必要です。

3~4週目(1月15日~28日) 1年で最も寒さが厳しい時期に

冬型の気圧配置は平年と同様で、日本海側やオホーツク海側は曇りや雪の日が多くなるでしょう。太平洋側では晴れる日が多くなる見込みです。

1月5日の小寒から大寒(20日)を経て、節分(2月3日)までの間を「寒の内」といい、一年の中で最も寒さが厳しい時期といわれています。寒中見舞いを送ったり、精神統一などのために寒稽古や寒中水泳をするのもこの頃です。この予想気温は平年並みではありますが、平年並みといっても厳しい寒さであることは変わりありません。体調を崩さないよう注意し、暖かくしてお過ごしください。