30日(木)から1月1日(土)は冬型の気圧配置となり、強い寒気が流れ込むでしょう。日本海側は大雪になり、太平洋側でも積雪となる所がありそうです。交通障害に警戒が必要です。
「年越し寒波」襲来
30日(木)は北海道付近を低気圧が東に進み、その後は日本付近は冬型の気圧配置になるでしょう。1月1日(土)にかけて強い冬型の気圧配置になり、寒気が流れ込んできそうです。
上空1500メートル付近には西日本までマイナス10℃以下の寒気が流れむでしょう。前回(12月25日から28日)の寒気と同程度の強い寒気となりそうです。
北海道の日本海側から山陰は雪が降り、大雪となるでしょう。太平洋側も所々に雪雲が流れ込みそうです。東北や東海、近畿、四国などの平地でも積雪となる所があるでしょう。
予想降雪量は
31日(金)午前6時までの24時間に予想される降雪量は多い所で
北陸地方:80センチ
関東甲信地方、東海地方:50センチ
東北地方、近畿地方:40センチ
中国地方:30センチ
31日(土)午前6時から1月1日(金)午前6時までの24時間に予想される降雪量は多い所で
北陸地方:70から90センチ
関東甲信地方:60から80センチ
東北地方、近畿地方:50から70センチ
中国地方:40から60センチ
東海地方:30から50センチ
積雪や路面の凍結による交通障害に警戒してください。なだれにも注意が必要です。電線に雪が着雪し、停電が発生する可能性がありますので、懐中電灯や暖をとるものを用意しておくと良いでしょう。
また、風が強まり、日本海側を中心に荒れた天気となりそうです。ふぶきや吹きだまりによる交通障害、強風、高波に注意、警戒が必要です。
厳しい寒さの年越し
31日(金)から1日(土)をピークに全国的に最高気温、最低気温ともに平年より低くなるでしょう。
朝は関東以西の都市部でも所々で氷点下の冷え込みになりそうです。日中も気温の上がり方は鈍くなるでしょう。北海道は真冬日(最高気温0℃未満)に、東北や北陸も0℃くらいまでしか上がらない見込みです。関東から九州も10℃に届かず、風が冷たいでしょう。
雪道運転 万が一に備えての安心グッズ
前回(12月25日から28日)の寒波では近畿北部や山陰を中心に記録的な大雪となり、滋賀県や鳥取県などでは所々で車の立ち往生が発生しました。今回の寒波でも交通障害に警戒が必要です。
雪道運転をする場合、立ち往生など万が一に備えて、次のものを用意しておくと良いでしょう。
①防寒着やカイロ、毛布など暖をとるもの
暖房がとまってしまった際の車内温度の低下に備えましょう。
②飲料水や非常食、モバイルバッテリー、簡易トイレ、懐中電灯
長時間、車内で過ごすことや夜間のトラブルを想定して準備しておきましょう。
③ブースターケーブル、 牽引ロープ、タイヤチェーン
バッテリー上がりの際に使用するブースターケーブルや発進不能になったときの脱出に役立つ牽引ロープもあると良いでしょう。スタッドレスタイヤだけでは対処しきれないほどの積雪にも対処するため、タイヤチェーンもあると役立ちます。
④軍手、ゴム手袋、長靴、スコップ
除雪ができるものを準備しておきましょう。マフラーが雪に埋まると排気ガスが車内に逆流し、一酸化炭素中毒を起こすおそれがあります。
雪道を運転する際は、もしものときに役立つグッズをクルマに積んでおくようにしてください。加えて、出かける前に燃料が十分にあることを確認しましょう。ただし、気象情報や交通情報を確認し、大雪や猛吹雪が予想される場合は、外出の予定を変更したり、移動手段を変更したりすることも検討してください。
ミッツ・マングローブ
姜尚中
ラリー遠田
