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25日(土)から27日(月)に、年末寒波が襲来。今季これまでで最も強い寒気に。日本海側は広く雪が降り、平地でも大雪の恐れがあります。太平洋側にも雪雲が流れ込み、積雪になる所もあるでしょう。全国的に厳しい寒さになりそうです。

強い寒波襲来

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25日(土)から27日(月)にかけて冬型の気圧配置が強まり、強い寒気が南下するでしょう。今月17日(金)から18日(土)頃に流れ込んできた寒気より強い寒気が流れ込んでくる予想で、今季これまでで最も強い寒気となりそうです。

上空1500メートル付近には、マイナス12℃以下の寒気が西日本まで流れ込んでくるでしょう。一般的に、降水がある場合に、平地で雪を降らせる目安は、上空1500メートル付近の気温がマイナス6℃以下といわれています。今度の寒気も降水があれば、西日本の平地で雪になるほどの寒気が流れ込んでくるでしょう。

さらに高い上空5500メートル付近では、北日本や北陸にマイナス38℃以下の寒気が流れ込む予想です。大雪になる目安の気温は、マイナス36℃以下といわれており、日本海側を中心に大雪をもたらすほどの寒気でしょう。

日本海側を中心に冬の嵐 太平洋側で積雪も

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北海道や本州の日本海側は広く雪が降るでしょう。山沿いだけでなく、平地でも大雪となる恐れがあります。特に北陸から山陰にかけては発達した雪雲が次々と流れ込み、積雪が一気に増える恐れがあります。風も強まり、荒れた天気となるでしょう。大雪やふぶき、吹きだまりによる交通障害、強風、高波に注意してください。

太平洋側にも雪雲が流れ込み、東北や東海から四国でも山沿いを中心に雪の降り方が強まる所があるでしょう。仙台平野や濃尾平野などを中心に平地でも積雪となる所がありそうです。車の運転は、冬の装備で、いつも以上に慎重になさってください。

九州も北部を中心に積雪の可能性があり、南部にも雪雲が流れ込みやすいでしょう。

雪道運転 万が一に備えての安心グッズ

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雪道運転をする場合、立ち往生など万が一に備えて、次のものを用意しておくと安心です。

①防寒着やカイロ、毛布など暖をとるもの

暖房がとまってしまった際の車内温度の低下に備えましょう。

②飲料水や非常食、モバイルバッテリー、簡易トイレ、懐中電灯

長時間、車内で過ごすことや夜間のトラブルを想定して準備しておきましょう。

③ブースターケーブル、 牽引ロープ、タイヤチェーン

バッテリー上がりの際に使用するブースターケーブルや発進不能になったときの脱出に役立つ牽引ロープもあると良いでしょう。スタッドレスタイヤだけでは対処しきれないほどの積雪にも対処するため、タイヤチェーンもあると役立ちます。

④軍手、ゴム手袋、長靴、スコップ

除雪ができるものを準備しておきましょう。マフラーが雪に埋まると排気ガスが車内に逆流し、一酸化炭素中毒を起こすおそれがあります。

雪道を運転する際は、もしものときに役立つグッズをクルマに積んでおくようにしてください。加えて、出かける前に燃料が十分にあることを確認しましょう。ただし、気象情報や交通情報を確認し、大雪や猛吹雪が予想される場合は、外出の予定を変更したり、移動手段を変更したりすることも検討してください。

厳しい寒さに

全国的に厳しい寒さが予想されています。26日(日)から27日(月)頃を中心に最高気温・最低気温ともに平年より低くなるでしょう。

北海道や東北、北陸は一日氷点下の真冬日の所が多くなりそうです。関東から九州も最高気温が2℃から7℃ほどで、震えるような寒さでしょう。万全な寒さ対策が必要です。

朝は都市部でも氷点下となり、厳しい冷え込みに。内陸部では水道管が凍結するほどの冷え込みとなる所もあるでしょう。