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25日頃、寒波襲来が予想されます。季節風が吹き、日本海から雪雲が次々に流れ込むでしょう。雪の影響と厳しい寒さが長く続く可能性も出てきました。

22日~23日 北日本を中心に冬型の気圧配置が強まる

17日は日本付近を気圧の谷が通過し、18日にかけて強い冬型の気圧配置になりました。日本海側を中心に雪が降り、18日の24時間降雪量の日最大値は、札幌市55センチ、小樽市53センチと、いずれも1999年の統計開始以来、1位の値を更新しました。

冬型の気圧配置は一旦、緩んできていますが、北海道や東北の日本海側、北陸では、西よりの風が吹き、雪や雨が降りやすい状態が続くでしょう。

次に冬型の気圧配置が強まるのは、22日から23日にかけてで、北日本が中心です。北海道や東北の日本海側、北陸を中心に西よりの風が強まり、雪の降り方も強まるでしょう。関東では東よりの風が吹き、この風が西よりの風とぶつかる所で、雪雲が発生する可能性があります。山梨、神奈川や東京の山沿いで雪が降ることも考えられます。

クリスマス頃に寒波襲来か 年末は季節風が吹き雪雲流れ込む

12月に入ってから、北極付近で寒気の蓄積が続き、日本などへの寒気の南下しにくい状態でした。このため、寒気が流れ込んでも一時的になりました。

今のところの最新の資料では、北極付近に蓄積された寒気が、25日頃から日本など中緯度帯に南下しやすくなる予想です。この頃に、大陸の高気圧も一気に勢力を強め、千島近海で低気圧が発達しやすくなるでしょう。冬型の気圧配置が強まり、日本に西回りで強い寒気が流れ込む見込みです。さらに、日付変更線付近で高気圧の勢力が強まり、寒気の流れ込みが持続しやすくなる可能性もでてきました。いわゆる寒波襲来となり、広く季節風が吹き、日本海から雪雲が次々に流れ込むでしょう。雪雲が太平洋側にも流れ込む可能性もあります。寒気の影響が、どのくらいの期間になるか、まだわかりませんが、これまでとは違い、一時的ではなく、数日続くことが考えられます。厳しい寒さと、雪への備えをしておくとよいでしょう。