17日(金)は帰宅時の交通影響が心配です。冬の嵐で、猛吹雪や高波に。本格的なドカ雪が降り積もり、日本海側を中心に立往生にも注意してください。
17日(金) 通勤時間帯は雨でも…
17日(金)からは冬の嵐がやってきます。
上の図は17日(金)朝の雨や雪、風の予想です。
図の右に凡例がありますが、青系は雨、緑から赤は雪で、赤になるほど雪の降り方が強いことがわかります。
朝の通勤時間帯は雨の所がほとんどの予想です。ただ、大気の状態は不安定で、落雷や突風にご注意ください。
午後になると状況が一変します。
17日(金) 帰宅時間帯 日本海側から猛吹雪・大雪へ
17日(金)夕方以降は強い冬型の気圧配置に変わります。
日本海側から雪を伴って風が非常に強く吹き、猛吹雪になるでしょう。
帰宅時間帯は交通機関に影響がでる恐れがあります。十分にご注意ください。
日本海側の海上は大しけになります。
猛吹雪、高波とも、18日(土)にかけて警戒が必要です。
【17日に予想される最大風速(最大瞬間風速)】
東北日本海側 海上 20メートル(30メートル)
東北太平洋側 海上 18メートル(30メートル)
【18日に予想される最大風速(最大瞬間風速)】
東北日本海側 海上 20から24メートル(25から35メートル)
東北太平洋側 海上 15から19メートル(20から30メートル)
【17日から18日に予想される波の高さ】
東北日本海側 6メートル
東北太平洋側 3メートル
また、18日未明をピークに、東北上空5,000m付近にはマイナス39℃以下と、ひと冬に何度もないような強い寒気が入り、大雪になる恐れがあります。
特に、秋田県の南部～山形県、福島県会津方面では、1日で一気に50cm以上降り積もる所があるでしょう。
今回は雪の降る期間が長く、週明けにかけて断続的に強まるでしょう。
日本海側の山沿いでは1mを超える本格的な積雪になりそうです。
仙台や福島など、雪の少ない太平洋側の都市部でも雪が降り、週末はうっすら積もる可能性があります。
【17日18時から18日18時までに予想される24時間降雪量(多い所)】
東北日本海側 山沿い 50から70センチ
東北日本海側 平地 20から40センチ
東北太平洋側 山沿い 40から60センチ
東北太平洋側 平地 10から20センチ
17日(金) 夜は極寒
17日(金)の帰宅時間は、身を切るような寒さです。
上の図は仙台と秋田の6時間毎の予想気温です。
気温はどちらも朝より夜の方が大きく下がり、秋田は午後6時には0℃を下回るでしょう。
強い風が追い打ちをかけます。最大限の防寒対策をしてください。
18日(土)は各地で今シーズン一番の寒さになりそうです。
水道管や路面の凍結にも注意が必要です。
本格的な積雪へ 週末ドライブは立往生に警戒
今週末、スキー場には恵みの雪になりますが、シーズン初めのドカ雪で、車の立往生の危険が高まります。
運転はいつも以上に慎重にして、上の図を参考に、スタックなどにもしっかり備えましょう。
冬山登山も一気に厳冬の様相です。
暴風雪や雪崩、低体温症の危険が高まります。山には不用意に入らないでください。
スキー場でも決められたコースで楽しみましょう。
猛吹雪や高波は19日(日)になると弱まるものの、その後も雪の降る日が多くなるでしょう。
最新の1カ月予想資料では、クリスマス頃にも寒波が入る予想です。
詳しくはtenki.jp2週間天気をご覧ください。
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姜尚中
