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あす3日、日の出時間の前、細い月と火星がかなり接近して見られます。月と火星が大接近する天体ショーを楽しめる地域をまとめました。

細い月と火星が大接近

あす(3日)の明け方、日の出時間の直前、月齢28の非常に細い月と、火星がかなり接近します。見えるのは、東南東の低い空です。高度は5度前後とかなり低いため、観察するのは、東南東の方向がかなり開けていて、遠くまで見渡せる場所が良いでしょう。海岸や河川敷など、地形的条件の良い場所で観察すれば、肉眼でも見ることができそうです。

あすの主な都市の日の出時間は、

札幌は午前6時48分、仙台は午前6時36分、東京は午前6時34分、名古屋は午前6時44分、大阪は午前6時48分、広島は午前7時00分、福岡は午前7時06分、那覇は午前7時01分です。

また、日の出後の、午前8時20分ごろから9時40分ごろには「火星食」が起こります。火星食とは、月が火星を隠す現象です。ただ、この火星食は、日の出後の現象のため、観察するには、天体望遠鏡が必要です。観察する際は、太陽に十分注意をして行ってください。

天体ショー 見られる地域は?

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あすは、日本付近は低気圧や前線の影響、また、気圧の谷の影響を受ける所がある見込みです。あす朝は、北日本では日本海側で雨や雪が降るため、観察にはあいにくの天気となりそうです。東北の太平洋側では晴れて、天体ショーを楽しむことができるでしょう。東日本は晴れる所が多いですが、関東の沿岸部は、雨雲のかかる可能性があります。西日本は太平洋側は晴れて、月と火星の共演を楽しめる所が多いですが、山陰や九州は雨が降るでしょう。沖縄も雲が多めながら、観測できるチャンスがあります。

細い月と火星の大接近が起こるのは、明け方のため、寒さ対策は万全にして観測してください。あす朝の予想最低気温は、北海道は0度前後、東北は5度を下回る所が多く、関東から九州にかけては5度前後でしょう。暖かい服装で、風邪をひいてしまわないようお気をつけください。

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