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この先1か月、前半は、北・東・西日本で12月とは思えない暖かさになりそう。ただ、クリスマスの準備をする頃から年末にかけては、西まわりで寒気が流れ込みやすく、西日本を中心に「急な寒さ」に注意が必要です。気象庁が発表した、最新の1か月予報です。

【12月4日~10日 11日~17日】北・東日本を中心に 師走とは思えない暖かさ

気象庁は、2日、1か月予報を発表しました。それによりますと、この先1か月の気温は「前半と後半で、大きく変わる」というのがポイントです。

前半(12月4日~10日と11日~17日)は、北からの寒気の南下は弱いでしょう。そのため、この期間の平均気温は、北・東日本では「平年より高い」、西日本は「平年並みか高い」予想です。

7日は、二十四節気の「大雪」で、暦の上では雪が大いに降り積もり、冬将軍の到来を感じさせる頃です。ただ、実際は、この時期にしては気温の高い状態が予想され、冬型の気圧配置が長続きしないでしょう。

そのため、天気は、北日本の日本海側では、平年と同様に雪や雨が降る日が多く、東・西日本の日本海側では、平年と同様に雨や雪の日が多いですが、平年を上回るような「ドカ雪」にはならない見込みです。

北~西日本の太平洋側では、平年と同様に晴れる日が多いでしょう。早めの大掃除には良さそうですが、空気の乾く日が多くなりますので、火の取り扱いには十分お気をつけください。

【12月18日~31日】西日本を中心に 急な寒さに注意

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これが後半になると、「天気の傾向」は全国的に平年と同様ですが、「気温の傾向」が前週に比べガラッと変わるでしょう。

12月18日~31日の平均気温は、全国的に「ほぼ平年並み」の予想です。前の週までが、北・東日本を中心に高温傾向だっただけに、「ほぼ平年並み」でも寒く感じられるでしょう。

西日本は、前週との「差」がそれほど大きくないように見えますが、実は、この期間は、西日本や沖縄・奄美で、一時的に寒気が流れ込む時期があるでしょう。寒気が入ると「急に寒くなる」ことが考えられますので、気温の変化に注意が必要です。

22日は二十四節気の「冬至」で、暦では冬の真ん中ですが、実際は、これからが寒さの本番です。年末に、気温の変化で体調を崩さないよう、服装選びに十分お気をつけください。

【北日本】北海道・東北地方

【東日本】関東甲信・北陸・東海地方

【西日本】近畿・中国・四国・九州北部地方・九州南部

【沖縄・奄美】鹿児島県奄美地方・沖縄地方