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日付が変わって、18日(木)未明は、しし座流星群の活動がピークを迎えます。また、19日(金)は部分月食が起こるなど、楽しみな天体ショーが続きます。気になる東北地方の天気はどうなるのでしょうか?

しし座流星群 太平洋側中心に観測のチャンス!

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上の図はしし座流星群がピークを迎える18日(木)未明の予想天気分布です。

東北地方は太平洋側を中心に晴れる所が多くなるでしょう。満月に近い月明かりの影響があるものの、しし座流星群を観測できるチャンスはありそうです。

ただ、あす朝にかけて、東北地方を覆っていた高気圧がだんだんと日本の東の海上へ離れるでしょう。このため、日本海側から徐々に雲が広がりやすくなりそうです。

そして、今夜からあす朝にかけては気温がグッと下がります。あす朝の最低気温は秋田市と仙台市で4℃、福島市は3℃、青森市と山形市で2℃、盛岡市は1℃の予想です。観測される際は、ダウンジャケットや厚手のコート、手袋やマフラーなど寒さ対策を万全に行いましょう。

なお、tenki.jpでは星空指数を掲載しています。是非参考になさって下さい。

※星空指数とは、その日の夜空が天体観測に適しているかを表す指数です。天気や月の満ち欠けを考慮して計算しています。数字が大きいほど、星空が綺麗に見える可能性が高くなっています。

19日(金) ほぼ皆既月食 雲多めで観測のチャンスは黄色信号?

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19日(金)は夕方から夜にかけて部分月食が起こります。

仙台市天文台によると、仙台では16時17分の月の出の直後、16時18分に月が欠ける部分月食が始まります。月は時間とともに徐々に欠けていき、18時2分に今回の月食で最も欠けた状態の「部分食の最大」を迎えます。今回の部分食の最大の頃は、月のほぼ全てが地球の影に入るため、「皆既月食」と同じような赤みがかった暗い月が見られるでしょう。

今回の月食は、19時47分に部分月食が終わり、約3時間半にわたって月食を観察することができます。月食の全体を通して東の低い空で起こるため、周りに高い建物が少ない見通しの良い場所で観察するのがおすすめです。

気になる東北地方の当日の天気は、寒冷前線が通過する予想のため、部分食の最大となる18時頃は雲におおわれる所が多いでしょう。日本海側中心に雨の降る所もあり、今のところ部分月食の観測は黄色信号です。

ただ、青森県下北や福島県の浜通り南部など一部では晴れる所もある予想で、観測出来るチャンスはありそうです。前線の通過するタイミングなどで晴れるエリアが変わる可能性があるため、最新の予報をチェックするようにして下さい。