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きょう10日は、日本海側は大気の状態が非常に不安定で、あちらこちらで雷を観測しています。今夜にかけても、落雷や竜巻などの突風が発生する恐れがあります。

上空に年末のころの寒気

10日は、輪島の上空5500メートル付近にマイナス27.9℃ (速報値)という、年末のころの強い寒気が流れ込んでいます。また、この時期はまだ日本海の海面水温が高いため、上空との気温差がかなり大きく、大気の状態が非常に不安定となっています。

このため、日本海で発達した雨雲が次々と流れ込んでいて、北陸や山陰、東北の日本海側などで雷雨になっています。夜にかけても、雨雲が発達しやすい状態が続き、局地的な激しい雨や落雷、突風、ひょうなどの恐れがあります。

雷雲が近づくサインは3つ。「真っ黒い雲が近づく」「ゴロゴロと雷の音が聞こえる」「急に冷たい風が吹く」です。このような変化を感じたら、まもなく激しい雨が降ったり、雷が鳴ったりする恐れがありますので、すぐに安全な所へ避難してください。

雷が近づいたら 家の中でやるべきこと

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雷雲が近づいた場合、家の中にいても、身を守るためにやっていただきたいことが2つあります。

1つめは、窓から離れて、家の中央に避難することです。雷が鳴る時には、突風が吹くこともあり、突風によって窓ガラスが割れる恐れがあります。雷が鳴っているかどうか、外の様子が気になるかもしれませんが、窓やカーテンはしっかり閉めて、窓から離れましょう。特に、大きなガラス窓の下や周囲は、大変危険ですので、絶対に近づかないでください。

2つめは、雷が近づいたら、家電製品のコンセントを抜くことです。雷が落ちると、パソコンなどが故障する場合がありますが、それを防ぐのは簡単です。コンセントを抜くだけで、雷から家電製品を防護できます。

雷の音が聞こえなくなっても、20分くらいは、むやみに外に出ないでください。