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この土日も広い範囲で「きぼう 国際宇宙ステーション(ISS)」を見られるチャンスがあります。時刻や天気、見つけるポイントを確認して、ぜひ空を眺めてみてください。

「きぼう」を見つけるポイントは?

早起きは「三文の徳」と言いますが、この土日、早起きすると「きぼう」に出会える可能性があります。

国際宇宙ステーション(ISS)は、地上から約400km上空に建設された実験施設で、「きぼう」はその中の日本実験棟の名前です。ISSはサッカー場くらいの大きさで、条件が揃えば地上から肉眼で見ることができます。

「きぼう」の様子ですが、明るい星のような光が、飛行機よりも速めのスピードで、流れて行くように見えます。ポイントは、望遠鏡などを使うと、視野が限定されてしまい、見逃す可能性があることです。そのため、肉眼で探すのが良いでしょう。また、スマートフォンなどで動画を撮影すると、光がスーッと動いていく様子をとらえることもできるので、試してみるのもおすすめです。

6日土曜「きぼう」に出会えるのは どこ?

「きぼう」が見られる時間と場所です。

「きぼう」が見え始める時刻と最大仰角(最接近)時の方角を表した図を見ますと、6日土曜の明け方、大阪・金沢・広島・福岡では5時49分頃から出会えるチャンスがあります。また、図にはありませんが、札幌・秋田・仙台は4時15分頃から、「きぼう」を見られる可能性があります。

見え始めから見え終わりまでは、5分程度ですので、チャンスを逃さないようにしたいものです。

6日土曜明け方 天気は?

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気になる天気ですが、6日土曜明け方は、北海道~九州の広い範囲で晴れる見込みです。

北海道・東北は、日本海側ほど晴れるでしょう。近畿は広く晴れて、「きぼう」を見るには最適の条件です。北陸・中国・九州北部は多少、雲の多い所もありますが、雨雲ではなく、晴れる所がほとんどでしょう。

7日日曜「きぼう」に出会えるのは どこ?

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「きぼう」を見られるチャンスは、6日土曜だけではありません。7日日曜は、「きぼう」を見られるエリアが広がります。

7日日曜の明け方、札幌・秋田・仙台・東京・大阪・金沢・広島では5時2分頃から「きぼう」に出会えるチャンスがあるのです。

7日日曜明け方 天気は?

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7日日曜明け方は、北海道は日本海側ほど雲が多く、雨の降る所があるでしょう。一方、東北~九州は、多少、雲が広がっても天気の崩れはなく、晴れる所が多くなりそうです。

ただ、晴れる所では、放射冷却現象が強まるため、「明け方」は「一日の中で最も冷える時間帯」というケースが多くなります。「きぼう」を探す時は、しっかり暖かくして、空を眺めてみてください。