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きょう28日(木)、気象庁は1か月予報を発表しました。11月後半は寒気が流れ込みやすく、本格的な冬に向けて大きく季節が進みそう。気温差の大きい1か月に。

前半は高温傾向 気温差にメリハリ

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きょう28日(木)、気象庁は1か月予報を発表しました。

それによると、北海道と東北では向こう1か月全体の平均気温が平年より高い見込みです。特に期間の前半は平年より気温がかなり高くなる可能性があり、早期天候情報が発表されています。期間の後半は全国的に、平均気温は平年並みになり、気温差が大きい1か月になるでしょう。

東北は11月3日頃から、北海道は11月4日頃から、暖かい空気が流れ込みやすいため、平年より気温がかなり高くなる可能性があります。(かなりの高温:5日間平均気温平年差が、東北で2.1℃以上、北海道で+2.4℃以上)冬の訪れはゆっくりになりますので、早めに冬用のタイヤ交換や暖房器具の準備などをなさって下さい。

1週目 10月30日~11月5日

週ごとに詳しくみていきます。

1週目は、寒気の影響を受けにくく、平均気温は、東海と関東、北陸では平年より高い、九州から近畿、東北と北海道は平年並みか高い予想です。朝晩は冷えるものの、日中は晴れれば快適な陽気になる所が多いでしょう。九州から関東では、日中は20℃くらいまで上がって、薄着で過ごせる日もありそうです。

気温が平年より高い傾向ですが、東海や関東、東北や北海道の太平洋側は湿った空気の影響を受けやすく、平年に比べて晴れの日が少ないでしょう。カラッとした秋晴れの日は、日差しを有効に使って下さい。

2週目 11月6日~12日

この期間は、平均気温は沖縄・奄美や九州から近畿で、平年並みの予想です。沖縄と奄美は曇りや雨の日が多いですが、それでも最高気温は25℃くらいまで上がって、夏日の日もあるでしょう。九州から近畿では短い周期で天気が変わり、さわやかな秋晴れが期待できそうです。ただ、朝晩と日中の気温差が大きくなる時期です。服装でうまく調節をして下さい。

一方、東海や関東、北陸の平均気温は平年並みか高い、東北と北海道の平均気温は平年より高い予想です。寒気の影響を受けにくいためで、季節の進みはゆっくりでしょう。11月7日は二十四節気の立冬で、暦の上では冬となりますが、実際に冬の足音が聞こえてくるのは、もう少し先になりそうです。

3~4週目 11月13日~26日

11月半ばからは、気温がグッと下がりそうです。平均気温は全国的に平年並みで、一気に季節は冬へと近づくでしょう。

この2週間は、上空の寒気が流れ込みやすいでしょう。11月も後半になると、厚手のジャケットや冬物のコートを着る機会も出てきますが、昼間でも空気の冷たさを感じることが増えそうです。七五三でお参りなどを控えていたり、九州から関東の平地でも紅葉シーズンを迎えるなど、外出の機会が増える時期です。寒さ対策もしながらお過ごし下さい。

11月22日は二十四節気の小雪。北海道や東北の日本海側では、平年と同様に曇りや雨または雪の日が多いでしょう。青森の初雪は平年だと11月8日、秋田の初雪は平年だと11月15日です。東北の平地からも冬の便りが続々と届く頃。早めに冬支度をしましょう。