メイン画像
メイン画像

週末からは、天気や気温の変化が大きく、季節が一気に進むため、注意点が2つあります。1つは「北海道は平地でも雪の降る日があること」で、早めの冬支度が必要です。もう1つの注意点は「服装選び」。予想気温だけでなく、湿度や風の強さもポイントですので、参考にしてください。

17日日曜~18日月曜 「初雪」「初冠雪」ラッシュか?

画像A
画像A

14日木曜は、全国的に日差しが気温を押し上げ、東京都心では肌寒さが解消しました。一方、九州は季節外れの暑さが続いて、鹿児島市や本市など所々で「真夏日(最高気温30℃以上)」が続きました。

15日金曜も、関東から西では晴れて、最高気温は25℃以上の所が多いでしょう。四国や九州では、気温が30℃くらいまで上がる所もあり、昼間は半袖で過ごせそうです。

ただ、この季節外れの陽気も、終わりが見えてきました。

16日土曜は、日本海側から次第に傘の出番で、17日日曜は、太平洋側でも雨が降るでしょう。そして、このタイミングで、冷たい空気が南下する予想です。

このため、17日日曜は、北海道で今シーズン初めて「雪」の予報が発表されました。北海道は平地でも「雪」の交じる可能性があり、山沿いでは「みぞれ」ではなく「雪」が降るため、峠道で積雪となることも考えられます。18日月曜朝にかけて、「初雪」や「初冠雪」ラッシュとなる可能性がありますので、峠を越える車は、早めに冬の装備をご準備ください。

東北~九州も秋が深まり 紅葉の色づきが進む所も

画像B
画像B

一方、急に季節が進むのは、北海道だけではありません。

東北~九州も、土日の雨の後は秋が深まるでしょう。18日月曜は、日差しがあっても、気温はあまり上がらなくなりそうです。最高気温は、仙台は15℃に届かず、東京都心や名古屋、福岡は18℃前後の予想です。

19日火曜は広く雨で、東京都心の気温は15℃までしか上がらないでしょう。雨に濡れて体調を崩さないよう、注意が必要です。

さらに、来週以降は「最高気温」が低くなるだけでなく、「最低気温」も一段と低くなるでしょう。紅葉は、最低気温が約8℃以下の日が続くと、色づきが進むと言われています。今年の観光名所では、紅葉見ごろ時期は平年並みの所が多い見込みです。

服装選びのポイントは?

画像C
画像C

この先は、気温が低くなることで、コートを出すのはいつにするかなど、服装選びに迷う方も大勢いらっしゃると思います。

暑がりの方や寒がりの方、それぞれですが、一般的に、気温が5℃違うと服装1枚分に相当すると言われています。服装選びの目安の気温は、20℃以上だと長袖シャツ1枚、20℃から15℃くらいだとカーディガンなど羽織る物が必要、15℃から10℃くらいだとトレンチコートなど秋物のコートが欲しくなり、10℃を下回ると冬物のコートが必要になる方が多いようです。

ただ、実際の気温の数字と、体感温度には違いがあります。体感温度を決めるポイントは2つ。1つは湿度です。同じ気温でも、湿度が低い方が寒く感じられます。冬に向けて、空気が乾く日は、特に暖かい服装を心掛けてください。

そして体感温度を決めるもう1つのポイントが、風の強さです。一般的に、風速が1メートル強まると体感温度は1℃下がると言われているのです。風が強い日は、体を冷やさないよう、風を通しにくい素材の上着を選んでください。